栗原だより

1月17日

毎朝電話をかけてきて、うがいもしっかりしてるし、週末にはレッドアローのプラレールを持ってきて、と言っていた航。多少ダルそうではあるが、想定内、最後の投薬で、このまま乗り切れそう、と由紀からも聞いていたのだが。

雪かきの疲れも来たのか、昨夜は眠れないくらい歯が痛く、今朝は歯医者に寄っていくことにする。10時半からどうにか予約が取れて、診てもらう。歯自体は問題はなさそうで、医者いわく、副鼻腔炎の炎症が、歯の根っこの神経を刺激しているらしく、抗生剤を処方される。確かにこの数日、乾燥もあって鼻の奥が痛かった。薬局で薬をもらい、昼間の電車移動中、由紀から連絡が入る。航の血液の数値がよくないらしい。「AMY」アミラーゼの数値がよくなく、場合によっては膵炎を起こしかねなく、また膵炎になると、その周りの臓器にも影響するし、食べ物を受け付けなくなるし、要注意、ということらしい。落ち着かない。ここまで来て、こんな状況になるとは。会社についてすぐ、事情を説明して、目先の仕事の段取りを組んで、先日のプレゼン結果のフォローのため、またすぐに外出。とにかく心ここにあらず。 明日の再検査で数値が落ち着いてくれれば。

1月15日

ドカ雪の翌日。まともに雪かきしてるのは我が家の近辺くらいで、マンションなどの前は全く手つかずだったりして、櫂をだっこして足元も見降ろせない状態であるく雪道はヒヤヒヤもの。どうにか保育室でリリースして、電車でGO。毎回思うけど、こういうときにさっさと雪をどかしてる家とそうでない家（アパート、マンション）のなんとなく醸し出す住んでる感の違いを感じるな。

年末にかまされたオリエンにお答えするプレゼンが午後からあり、会社に着いたと思ったら、すぐ外出。まったくもって足元が大変。5年前に真冬の札幌出張が決まって急きょ買った『防水ビジネスシューズ』を履いて出てきたのだが、足に合わないし、いわんや雪道だし、足がまあ、痛いこと。プレゼンの反応も手伝って、ぐったりお疲れ。

お迎えの後、暗くなった雪道はさらに慎重に。しばらく残りそうなこの雪には悩まされる。 

1月14日

昨日までの暖かさは一転。寒い。小雨も。そんなわけで今日も由紀が面会へ。ふと窓の外をみると、あれま、雪が！。あれよあれよという間に本降りとなって積りだした。予報と全然違うじゃん、と文句を言ってもこればかりはいかんともしがたく、びっくりするくらいのドカ雪。そういえば、昨年まで活躍していた雪かきスコップが割れていて、新調しなきゃと思ってそのままだった。この降り方だと、早く雪かきしとかないとマズイ。近所のホームセンターに電話してみると、午前中で売り切れたとのこと。櫂をだっこ紐に押し込んで、すっかり雪国になってしまった中を歩いてスーパーに行ってみたが、もともと売ってないそうで、そのままぐるっと回って、近場の金物屋にたどりつくと、よかった店先にぶら下がっている。『強度三倍、ポリカーボネート製』とシールが貼られている、木製の柄のもった感じも軽くて使いやすそう、1900円だし、即買って帰る。櫂を部屋に寝かしつけて、いざ雪かき開始！。と、ひとかき、ふたかきしたとたん、ぽき、と柄が折れた。あっけにとられて何が起きたか一瞬理解できなかったくらい。折れたところから柄を引っこ抜いて挿し直し、木ねじでもんで補強して再度開始。とおもったら、またその木ねじの穴のところからぽっきり。三度目の正直で、抜き直して挿し直して、だましだまし。だって目の前の雪は待ってくれないので。

お隣の、老夫婦の家は玄関前にお邪魔して階段から全部雪を落として、もう一方のお隣も出てきてとにかくウチの前の通りは、すぐにきれいに雪は寄せられた。ま、このへんでやめとこうや、というお隣のおじさんだったが、向こうの坂道もやっておかないと、夜になって由紀が帰ってこられないので、私は居残って雪かき。しかし今回の雪は重い。

テレビでも鉄道の運行状況が、縮めた画面の余白に速報状態で表示されていたが、由紀からもメールが入り、宇都宮線が動いておらず、今晩は病院に泊る羽目になるかもとのこと。仕方がないが、ちと困る。とはいえ、下手に動いて帰れなくなるのももっと困る。

雪はそのうち、みぞれ交じりになり、結局夜には、電車も乱れつつも動き出し、どうにかいつもより少し遅いくらいで由紀は帰ってきた。いや、とにかく疲れる雪だ。 

1月13日

今日も日差しが暖かいので、早々に櫂を連れて近所の公園に。ブランコで遊んだ後、駈け出した櫂が、溶けた霜柱のぬかるみに、見事足を取られて転んで、泥んこまみれ。すぐに家に帰って冷たい水で、すすぐハメになりました。

なんとなく寒くはないので、頑張っておうちの掃除も。

夕方、航から電話。明日はお父さん来るな、という。昨日までは、レッドアロー持ってきて、すごいプラレール作ろう、とはしゃいでいたのに。帰宅した由紀によると、今回の薬が効いてきたのと、帰宅からのギャップがあって、かなり甘えてるモードらしい。父は会えなくて淋しいのだが。しかたがないか。 

1月12日

頑張って乗った自転車だが、実は二日続けてパンクした。めったにパンクはしないし（年に二回くらい）、してもすぐにリカバリー出来るだけのスキルも持ち合わせているつもりだが、この寒さ。朝っぱらからパンクしてしまうとさすがに指先が。。恵比寿に立ち寄りで向かう途中の代々木付近。時間も焦っていたので、ひとまず放置して帰りに寄ってチューブ交換して帰った、のだが。翌金曜日。今度は会社に着く直前にぷしゅー。帰り際にチューブ交換して走り出したら、ヤーな感じにスローパンク。空気を足し足し、ナルシマまでたどり着いて新しくチューブ買って交換して、事なきを得ました。チューブけちって、パッチ当てて使っているのに加えて、年に二回程度の出番で、ゴム自体が劣化しているのかも知れません。タイヤも減ってたし、ついでに買って、暖かめの今日土曜日、大々的に交換して自転車もお掃除。西麻布でおバカなおばはんのベンツのドアにやられていたバーテープも交換してすっきりきれいになりました。

寒いと、こういうメンテもホントにおっくうでいけません。 

1月11日

雪があるわけでもないのに、寒さを口実に自転車に乗らないのは、根性なさすぎでしょう、ということで、この2日間は頑張って自転車。寒いけど、やっぱり気持ちはいい。

さて最後の抗がん剤治療中の航。やはり長かった一時退院生活からのギャップが大きいのか、かなり凹み気味らしい。毎朝必ず電話がかかってくる。もしもの時のことを考えて与えた携帯であるが、最初のころは『わたるです。』といってかけてきて可愛かったのに、近頃は、いきなり『いまどこ？』とか『あのさー』とかで会話が始まる憎たらしさ。ま、そんなもんか。

プラレールのレッドアローをニンジンに、うがいの双六も頑張っているようで、治療自体は順調。 

1月9日

航の入院以来、一日も欠かさず、このブログを更新してきたが、年末年始の長い一時帰宅のあと、仕事も始まり、バタバタ忙しく、気分的にもすっかり抜けてしまいました。治療が安定してきた、ということでもあるので良しとして。

 

さて、今日は櫂の一歳半検診。ウチから自転車で行けば10分ほどの保健センターに午後受付開始。5月生まれの櫂は本来なら先月だったのだが、日にちを勘違いしてしまったための、ひと月遅れの健診。

早めに行っても待ち時間が長いだけだという由紀の話にのって、受付終了時間の二時前に到着。受け付け番号63番。ということはここに60人ほどの同い年の赤ん坊がいるということになるのだが、見渡しても見渡しても、父親が連れてきているのは私だけ。平日だしね。少し珍しそうな視線を感じつつ、順番を待つ。こういうときに日ごろの親子の密接さが出るね～。呼ばれて、保健師さんとの簡単な問診。その後、服を脱がせて身体測定。階を上がって歯科検診のあと、歯磨き指導。いまだ持って、上下合わせて8本しか歯が出てきていない櫂であるが、問題なし、ということで一安心（心配してたわけでもないけど）。で、また降りて順番待ちの後、再度問診して終了。この半年、予防接種など、櫂に関わることが多々あったが、これでひと段落。かな。

1月6日

車のあるうちに、午前中西友で米など大物の買い出しをして、昼は航のリクエストのたらこスパゲティ。夕方4時までに病院に戻る約束なので、昼食後14時目処に、櫂も一緒に出発。
病院は、一時帰宅から戻ってくる子たちのちょっとしたラッシュで、半年近い顔なじみになってしまった それぞれの親御さんたちと、懐かしいような、へんな感じ。みなさん、口をそろえて櫂が航にそっくりだと笑う。櫂は病室に入れないので、由紀か僕かどちらかが手前の控室で面倒見ながら夕方まで過ごす。4人でにぎやかだった車も、帰りは三人。家についてチャイルドシート、ベビーシートを降ろして、日曜日は22時まで開いているレンタカー屋に、明日までの予定を繰り上げて返却。寒さを突いて自転車で帰る。

昨日までの騒がしさはすっかり静かになり、ちょっとさびしい感じ。明日からは、仕事。航も最後の治療が始まる。このまま順調にいきますように。 

1月5日

鼻詰まりが続く櫂を診てもらうため、今日から診察開始の耳鼻科へ。航のチャイルドシートに加えて、松村さんからいただいたベビーシートを後部座席に並べて出発。櫂を車に乗せるのは、一か月健診以来かな。航のときは、チビ一人なのであちこち連れて行ったけど、チビ二人になって、櫂の場合はなかなか。航はよく泣いていたのでどうなるか不安だったが、やはりそこは次男坊の強さなのか、けろっとしたもので、耳鼻科の後の大泉への道中も終始上機嫌。明日はこの調子で、航の病院にも四人で行く目処がついた。

櫂は、鼻がすっきりしたのと、便通が開通したのが功を奏したのか、落ちていた食欲も回復。よかったよかった。

航は今日もプラレール三昧。先日、僕を別の部屋に呼んで、こっそり耳打ちして欲しがっていた『レッドアロー』。 西武鉄道とコラボの限定品。うーん、もう売ってないし、買うとすればオークションしかないのだが。ま、半年の治療、よく頑張ったし、というわけで、探しましたよ、ぽちりましたよ。甘いな父は。

なんとまあ、もう届いてしまってびっくり。中身見て、その出来の良さにまたびっくり。

明日病院戻って、次の投薬が終わるころにご褒美かな。 

1月4日

朝、早々に航を乗せて病院へ。仕事始めも多かろうし、道も混むかと思ったが、曜日の関係で仕事始めも分散したのか、道は空いていて、1時間15分程度で病院到着。9時半には採血。11時には結果も出ますということで、荷物は極力車から降ろさずに待機。航はひとまずプレイルームで遊んで待つ。本人には今日も帰れるかもとはまだ伝えてない。
大部屋で一緒の中学生のお兄ちゃんが、骨髄移植の準備のため、今日から個室へ移る。航も一人前に、お兄ちゃんと握手して、「頑張って」と言って挨拶。 ママさんにも本当にお世話になりました。頑張ってください。

さて、無事、今日も帰れることになり、11時半には病院出発して、これまた13時前には自宅到着。このぐらいで走れると車も楽しいんだけど。義母も手伝いに来てくれていて、午後は由紀を乗せて近所の買い物へ。夫婦二人で車に乗るなんて初めてか？

スーパーでは、幼稚園の同じクラスの子のママと会って、ごあいさつ。ほどなくしてそのヨウスケ君もやってきて、「僕航君のこと好きなんだ」と嬉しいことを言ってくれる。 

夕方、帰る義母を駅前まで送った後、清瀬の義妹宅まで、ウチで食べきれないおもちなどを持っていく。すっかり車生活。冬にはありがたいです、ホント。