このところ、東京はずっと晴れ続きで(連続晴れ記録の歴代何位とかって言うほどらしい)、
自転車通勤を日々のノルマとしている私にとっては、お休みがない。
あの忌まわしい満員電車に詰め込まれることがないためか、
階段ダッシュしてきたおぢさんのイヤーな汗の湿り気を背中に感じることもなく、
日々自分の臭いに麻痺してきつくなるブサイクねーさんの香水に鼻を突かれることもなく、
何よりも風邪をひかないのがありがたい。
しかしこの冬は10月から引き続き某チームの土曜連にお邪魔させていただいているため、
今までになく練習量が激増。少しは休まないと私のようなレベルのエセアスリートには
疲労の蓄積がたんまりきてしまう。(何でもこのチームのBOSSは週30時間とか35時間とか練習するのだとか!)
そんなわけで今日はサイスポでも買ってじっくり読むかと、ひーさしぶりに電車でGO!。
エントリーしようと思っている年明けのもてぎのお知らせが出ていたはずだと、ページを見つけてびっくり。
またか。。「今年からエンデューロ新設」だと。しかも人数制限なし、新年会にいかが!?だと。
先月の富士200kmにもエンデューロ、とうとうもてぎもエンデューロ。
あー中国の朝の風景のような大集団がよみがえる~。
競技人口の拡大、底辺の拡大を願う気持ちは、同じ競技にいそしむものとして理解はできる。
でも、だからってエンデューロを、本気で必死で走るほかの競技者と同じサーキットに放し飼いにするのは
いかがなものかと思ってしまう。富士200でも頭から流血したまま動かない落車を見たし、
毎年参加しているつくばでも参加者が増えるのに比例して、いや加速度的に
救急車の出動数が増えてる気がする。自転車は相当なスピードが出る乗り物だ。
レースに出る以上、危険に対しては常に気を張っていなければならない。
なのに「新年会にいかが!?」などとお祭り気分を煽るような(この場合はお屠蘇気分か)
募集文句は許されないと思う。
先日の秩父宮杯高校生レースの落車では、そら来たぞと警察がすっ飛んできたらしい。
これはスポーツ中のアクシデント。野球のデッドボールと同じはずなのに、
おそらく公道でのレースにいい顔をしないお偉いさんでもいるんだろう。
ツールド沖縄も定員200人といいながら、市民120kmは300人の大集団スタート。
雪ダルマ式に80kmも大集団となって大混乱した。
もてぎはサーキットの中とはいえ、主催者自らが落車要因を増やすような募集はやめて欲しいものだ。
そうしないと自転車レース=危険なスポーツ、として競技人数を増やすどころか、
その開催さえ危ぶまれるようになるのではないでしょうか。
底辺を広げるようなサイクリングイベントは他にもたくさんある。レースはレースとしてやり方が違うはず。
この辺でじっくり考えてもらいたいとおもう。
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