金曜日は何とか仕事をうっちゃって、7時くらいに帰宅できた。妻は所用でいないのだが、作っておいてくれたカレーを食べ、風呂を浴び、ジャージや着替えなどの準備をしてそそくさとベッドへ。しかし普段のペースと違うのと、昼間の暑さが部屋から抜け切れず寝苦しい。あまり深く眠れないまま、アラームの設定よりも早く目が覚めてしまった。夜のうちに帰ってきた妻が作ってくれたサンドイッチを少しほうばって、ジャージに着替えてうちを出る。道に出てすぐに自転車を輪行袋につめてタクシーを呼ぶ。程なくタクシー到着し、夜中の2時に入間まで飛ばす。1時間ほどで集合場所である豊水橋に着いてしまった。自転車を組み立てて駐車場へ降りると大勢集まっている。2000円を払ってゼッケンをつけ、残りのサンドイッチを食べながらスタート時間を待つ。見渡すとみんななんか速そうだし、早くついてしまって時間もてあましてしまったので4時スタート組に繰り上げてもらう。
真っ暗闇のなかスタート。4時組は6人ほど。僕以外はみなさん3UP。一番大きなライトをつけた方を先頭に1列で飯能の街を抜けていく。限りなく平坦ではあるがじわじわと上り基調に。しばらく行くとカワサキさんと僕の2人になってしまった。普段はMTBだというカワサキさんのロードはフロントトリプルであった。最初の峠、山伏への傾斜があがってくるとカワサキさんも切れて一人旅に。しばらく行くと後輪にごろごろと振動を感じる。すわ、パンクか!?と思ったが、大丈夫であった。TIMEは時々こんな風に路面の凹凸に同期して妙な振動を伝えてくることがあるようだ。とにかく快調に山伏峠をクリア。道の分岐点でちょっと迷ったのでペースを落として後続からきたカワサキさんと合流して下る。明るくなってきて走りやすくなってきたし、気温もこのあたりで21℃。とても快適。暑くならないうちになるべく距離をかせぎたいところ。
2つめの志賀坂峠へ向かうと、また一人になってしまったが程なく先行する3時半組を捕らえる。しばらくは会話などしながら淡々と上るが、そのうちまたひとりになって峠通過。調子もあがってきたか、山伏よりは楽に登れた気がする。距離にして約半分を消化して、そろそろ水がなくなってきた。上野村の補給所まではまだしばらくあったので道端の自販機で補給。いやしかし車も少なくていいコースである。
補給所では冷たい紅茶とジャムパン。頭から水をかぶってさっぱりして、アップルパイをひとつ背中に入れて十石峠へ向けて再スタート。またまた約20ｋｍほどの上りだ。予想していたよりも傾斜はゆるく、また道も狭いので日陰が多く走りやすい。標高もあがって涼しい。ここでも先行する数名をクリアしていくが、そろそろ頂上だと思ったあたりからなんどか思わせぶりな下りがあったりして峠通過まで妙に長く感じた。トイレによって小休止して佐久穂までダウンヒル。標高が下がってくるとかなり暑い。141号に分岐してしばらく行くとローソン。先着の方々としばし休憩。牛乳500ml飲みながらさっきのアップルパイを詰め込む。ストレッチなどして今までの3つの峠のたまった疲れを少しでも逃がして、ラスト麦草峠へ。141号から右折する清水町の交差点からがタイムアタック。序盤はほぼ平坦だが、道が広く背中に昼の太陽が照りつける。さっきのコンビニで氷を入れた水を時折かけながら進む。しかし暑い。ばてそうだ。今までの峠よりも斜度がきつく腰もパンパンでつらい。スピードも9km/hくらいしか出ない。これじゃ3時間近くかかるんじゃないかと不安になってきた。中間点手前あたりでとうとう降りて仰向けに寝転がると、涼しい風が吹いてきた。腰を左右にひねるとバキバキと音がしてすっきり、気を取り直してバイクにまたがる。しかしここまでくると心拍も160前後にあげるのがせいいっぱい。おまけにケツの皮もむけているのかひりひりと痛い。標高も1200ｍあたりから風が涼しくなってきたのがせめてもの救い。淡々と上るしかない。上り続けるしかこの苦行から解放される手段はないのだ。ここは別名メルヘン街道というそうだが、どこがメルヘンなんだか。
八千穂のスキー場あたりで、足りなくなってきた水を自販機補給。ついでにデカビタCの一気飲み。カーボショッツのメダリスト割ばかり飲んでいる喉に、炭酸が心地いい。
トータル195km、キョーレツな道のりでありましたが、来年も走ってみたいですな。
詳細はこちらhttp://www2.tba.t-com.ne.jp/bonitos/Attack299/couse.htm
完走おめでとうございます！！
最後に一番の山場をもってくるなんて、すごいイベントですね。
麦草峠は登ってみたい峠の一つです。
投稿情報: yokochan | 2006年8 月 6日 (日) 21:35