スポーツチームのスポンサーにはありとあらゆる企業があるが、その企業にとってどのくらいの宣伝効果があるのだろうか。日本のプロ野球ではなかなかスポンサーの名前がダイレクトにユニフォームに入ることは少なく、愛称(たとえばスワローズとか)だったり、企業名だとしてもそのままのロゴではなかったりした(YOMIURIと入ってはいても、「読売新聞」のロゴ表記ではない)。サッカーがプロになってやっと、企業名そのままのロゴがウェアに入るようになったのではないだろうか。そんな中、コンサドーレ札幌の「白い恋人」などはさぞかし選手にとっては照れくさいものであったのではなかろうかと思われるが、さて、ツール・ド・フランスである。今回はJsportsプラスを契約してしまったので、見ているのであった。日本にはなじみのない企業がスポンサーであることが多いので、我々から見ると彼らのジャージにプリントされている名前は半ば記号的に認識されがちだが、それぞれ何の企業なのかわかるとそれも興味深い。
と、前置きが長くなったが。今年になって換わったdomoチーム。メインスポンサーは製薬メーカーなのだそうだが、去年まではそのサプリメント系のブランド「ダビダモン」。今年の「プレディクトール」は妊娠検査薬ブランドだそうで。ツールを走るプロサイクリングチームに「妊娠検査薬」がイメージとしてどうなのか?と思ったが、昨日の第一ステージでマキュアンがものすごい加速で集団を掻き分けてゴールスプリントを獲る様は、まさに卵子にたどり着く競争を勝ち抜く精子のようであった。「プレディクトール」、納得。
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