栗原だより

困ったことに

自転車名人ってのがあるらしいですが、あまり好きな言葉じゃない、というか「ツーキニスト」と同じくらい、嫌いかもです。初代が清志郎で、鶴見シンゴと続いて、3回目の今年は勝間勝代じゃない、和代さんだそうで。いずれもロードに跨って、10年も経たないような人を名人ってのもなんだかだし。
今朝の環七、カンチブレーキのドロップハンドル、トゥクリップ仕様に、キュロットスカート、黒ストッキングのおねいさんが、付いてくる。なかなかの足のようなのだが、「私、普通のかっこだけど」的な、つっぱっちゃってる感じが、目指せカツマーっぽくて、おまけにノーヘルだし、付いてくるのはやめて欲しいもの。あ、勝間さんには罪はないですけど。
そんな私の目指す平和島は、大井埠頭の手前。道路をまたぐ歩道橋に、ツアーオブジャパン(による交通規制)を知らせる横断幕がかかりはじめました。こうなると毎年聞かれるんです、「あれ、出んの？」。
素人の付け焼き刃でも抽選当たれば出られる東京マラソンじゃないですからね。ましてや名人でもないし。
エコポイント。省エネエアコンとか、エコカー買うと付いてくるんですか？。エアコンない人とか、車持ってない人は、何ポイントもらえるんですかね。そもそも、貯まったポイントで何ができるのか知らんけど。

春眠暁を覚えてね。

この時期の一人帰りは、向かい風を突いて進むことになり、なかなかつらい。そのつらさを腰から足に残しつつ、日曜も行きまっせー。集合場所までのルートのうち、唯一歩道を走る羽根倉橋。自転車2台がようやくすれ違える程度の歩道を前方から地元の高校生の自転車が下ってくる。がー。まったくよけるそぶりもない。メールを見てるわけでもなく、ママチャリエアロポジションでもなく、髪も服装も真っ当な男子高校生なのだが。危ないので「おい！」と声をかけても減速もせず近づいてきたその顔は！。寝てました。マジ？。「おい！おい！おいおいおいおい!」と怒鳴ること数回、ぶつかる直前で目を覚ましてブレーキ。部活疲れか若者特有のつまらない夜更かしか。自転車って寝ててもあんなにまっすぐ進むんですね。僕が来なかったら彼はあのまままっすぐどこかに激突してたのかも。ちょうど後ろから来ていた杉浦さんから、僕の大きな声と、すれ違ったすまなそうな顔の高校生を見て、「また何か指導してたんですか？」といわれてしまいました。そんなに怒ってますかね、ワタシ。参りましたね。

さて、周回組が先に出発した後の山組は、逆送合流の遠藤さんも吸収して8名、追い風も手伝って気持ちよくローテーション。さながら昨晩のジロ初日のTTTのようです。気分いいです。休憩後は一同鎌北湖へ。ワタシの垂れっぷりは言うまでもありませんが、とにかく所定のルートは全うして、一足お先に帰還。ACRでは、そろそろ上半身まっぱなオヤジが走り出すほどの暑さ（しかしあの中途半端なマッチョなおじさんに限って何で、まっぱで走るんでしょうね）。

直近の1ヶ月だけで集計すれば、連休もあって、ほぼ1800km走ってることに。ビリでヒィヒィ言いつつも少しずつ登れるようになってきた（あくまで自分比）。がんばりまっせー。

そして帰り道も

練習へ向かう道で

とにもかくにも

連休後半からぐずついた天気も、土曜日にはきっちり回復。今週も5時起床の7時集合のお山行き。松下に「今日は最後まで行くの？」と聞かれるがそれはイコール「俺より遅い人募集」を意味しているわけで、残念ながらワタシは午後から用があるので「あなたより遅い人」で付いていくわけにはいかないのです。松郷越えて（ビリ通過）そのまま帰還。130kmくらい？。ACR終わって羽根倉橋越えたところでパンクしつつ12時過ぎに帰宅。

午後は15時過ぎに妹夫婦と、2人の子供を連れて兄が来る。先に寄っていた麻布の兄宅のちかくでは、ちょうど清志郎の葬儀の列がすごかったらしい。

息子の人見知りも結構なもので、兄を見ると泣く（伯父さんなのにね）。あの風貌では仕方がない。

平和島ブルース

当たるんだかハズレるんだか、言い逃れとも取れるような予報の挙げ句、起きれば雨。自転車のおかげで、長い休みでも寝坊癖がつかないのはありがたいが、さすがに、こってりたっぷり肉体疲労時の健康優良児、電車にせざるを得ない天気も半ばラッキーとさえ思ったのだが。
朝のテレビに流れる京浜東北線、横須賀線、東海道線のストップを知らせるテロップ。となると、京浜急行が振替食らって乱れまくるのは明らか。果たして、成田や羽田を行き来する、今一番インフルエンザ的にヤバそうな電車は、予想通りに激混みで、いつもより30分余計にかかって職場にたどり着いたのでありました。これほど交通網の発達した東京なのに、陸の孤島、平和島にオフィスがあるなんて、自転車通勤の距離が稼げる以外は、まったく無意味。会社機能マヒだもんね。
スポーツニュース。浅尾美和が、初優勝逃しましたはいいんだけど、じゃあ誰が優勝したかくらいは、ちゃんと報道するべきではないかしらん？。
武田鉄矢。清志郎の訃報に際して。「天国でまたセッションしましょう。あなたはブルースを、私はバラードを唄います」。長生きするよ。

連休終了。

40歳を過ぎたら休むのもトレーニングのうち、なんて、それは慰めなのか言い訳なのかよくわからないが、現実問題、4日も連続でそれなりに距離を走れば、疲労は溜まりっぱなし。もちろんそれは想定の範囲で、連休最終日の6日は、元々乗るつもりはなく、予定通り、出産を控えた友人夫婦宅へお邪魔。ほぼ1年ぶりでしたが、お腹は立派に大きくなっており、幸せそうで何よりでした。ま、前半は天気もよかったし、よい連休を過ごせました。

専属マッサー欲しいです。

「今年のGWはずっと晴れです！」と言い切っていたはずの各局の気象予報士は、後半になって、手のひらを返し、5日は午後から雨だそうで、ならば降る前に走っちゃいましょう、ということで、疲れた体に鞭打って、いつもより30分早めの集合でスタート。2日のグランフォンド秩父は、前半しか走ってないものの、4日連続。ステージレーサーって大変ですね。疲労蓄積は皆さん同様で、穏やかペースで進行していたのですが。朝早めで、交通量も通行量も少なかったので、こちらも少し油断していたかもしれないですが。アクシデント発生。犬の散歩人は動きが読めません。そんなわけで、予定より早めに切り上げて帰宅。昼飯まで、まだ天気が持ちそうだったので、息子にせがまれて、近所の川沿いをフラッカーズで自転車散策。途中1円GET。午後は会社の後輩が、グループ展開催してるという大都会六本木へ。ミッドタウン人気も少しは下火かと思いきや、なかなかの人出でした。この連休は4日間で450kmほど。登れねぇ自分も改めて確認したし。

甘くないのです。

連休なので今日も走ります。起きて自転車を出してみると、なんとフロントがパンクしてました。大急ぎでチューブ交換して、事なきを得ましたが。
そこそこ疲れてるので最後尾でヒラヒラしたいところなのですが、なんとなく第二グループ形成。戸井さん、三浦さん、まきさんとの4名。このくらいの人数って意外とスピードが上がってキツイ（と思っていたのはワタシだけかも知れないし、戸井さんがまさかこんなペースをきついとは思うまい）。熊ローからは、予定通り刈場坂峠へ。無理せず行けば、そのうち数名は降ってくると高をくくっていたが、ごめんなさい、ゼンゼン登れないのはワタシでした。結局ビリでどうにか登りきって、今日のご褒美、うどんを食べに「甚五郎」。145キロ走って、いろんな意味でお腹いっぱい。

「不健康なカラダで、不健康なことができると思うか。」

10年位前に創刊された「日経ヘルス」の広告キャッチコピー。忌野清志郎がイメージキャラクターでした。まだまだ自転車には乗る前でしたが。ぼくもまだ喫煙者だったし、「不健康」なことがなんとなくカッコイイみたいなイメージは少なからずあるし、うまいコピーだなと当時思ったものでした。雑誌自体はパッとしなかったみたいだけど。練習前にトーストかじりながら開いた朝刊にいきなりの訃報でびっくり。特にファンというわけではないけど、友人の奥様が清志郎の事務所勤めということで、出席した結婚式の主賓でした（喉頭ガンからの復帰目指してたころ）。そういえば平和島の信号で自転車同士で偶然並んで、声かけられたこともありました。58歳は早いです。合掌。

昨日は上宗岡で1円拾って、100キロちょい。今日は今日とて、第一グループで走り始めたものの、メンツ的にワタシが場違いなことは明らかで、入間大橋前で、連結解除。後続隊を待つが、こちらもすぐにはやってこない孤立無煙の炭火焼状態。と思ったらしばらくして、ミカミさんがこぼれてきて、二人でペースキープ。その後やはり前からこぼれた三浦さんも吸収して、三人でまずまずのペースで回せました。物駐からは弓立へ。アタリマエですが、まだまだ登りは厳しいです。帰路のメンバーの大半は、昨日かなり走っていてお疲れ気味。「南回りでゆっくり帰りましょうか。」このせりふが、本当だったのは、物見山練参加で初めてだったのではないでしょうか。これって結構不健康なのかも。