といって、バカボンのパパが、ノーベル文学賞受賞の川端康成に電話をするのだが、「おかしいなあ、ワシは川端君を良く知ってるのに、どうして川端君はワシのことを知らないのだ?。」といって電話を切るシーンがあった。こんな一方的知り合い感情を、昭和43年の赤塚フジ夫は笑いのネタにしているけど、現在のネットの世界は、こんな一方的知り合いがたくさんいるんだろうな。
ま、雪だったし、電車だし、本でも読もうかと思い立ち、だったら、芥川賞でも読んでみましょうかと、文藝春秋。「苦役列車」。この主人公の周囲に対する距離感とか嫉妬感とか劣等感とか優越感とか、自己正当化とか。時代と年齢が近いせいか、奇妙に自分の感情を、ほじくられたような気がしました。
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