相変わらず、原子力関係など、事態は収束するどころか、拡大の恐怖と背中合わせの状況。地震自体において、我が家の親兄弟はじめ、親戚関係にも被災した人はいなかったものの、直接の友達の中には、そうした家族を失ったという知らせも入ってきて、心が痛む。
我が家の隣には、私の両親よりももう少しだけ年配のご夫婦が住んでいる。息子さん二人は独立して、今は二人暮らし。我が家のリビングの窓を、フェンス越しに手を伸ばして孫の手でたたく音がしたと思うと、お惣菜のおすそ分けだったり、ウチの航を本当の孫のような目線でかわいがってくれる非常に優しいご夫婦である。そんなお二人は、今回の買占めやら、物不足に対しても、「本当に物の無い時代は、こんなもんじゃなかったよ」と平然としていらっしゃる。
昨夜、田舎の母親から電話があった。由紀のことを大事にしろ、とひとこと。
おたおたしている自分が情けなくなってきた。
戦争経験者の達観ぶりには、ただただ頭が下がる。自分を見失わないようにしなければ。
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