昨日見た航の顔は、かなりむくんでいて、目の周りも色素が沈着して黒ずんでいる。以前同じ病室にいた中学生もこんな顔をしていた。ステロイドの影響か。そんな中でも、すっかりなくなっていた眉やまつげが、少しずつ生え始めていて、抗がん剤治療の終わりを実感できる。副作用から来る本人の気分の落ち込みようはそれなりに激しいのだが。
夕方由紀が病室を出たタイミングで航から携帯がかかることが多く、今日も電話が。口の痛みも治まってきて、「今日はご飯食べれた!」と嬉しそうであった。
櫂を迎えに行き、夕食を食べさせ、自分の食事もして、風呂を掃除し、櫂のウンチを始末して(ここはかなり規則正しい)、櫂の歯を磨き、着替えさせ、おんぶして二階に上がり、洗濯物を取り込み、乾きの悪いものにはアイロンがけをしながらたたみ、その間の背中の温かみとゆるやかな揺れで、櫂が寝入るのを待つ。毎日ほぼ同じことの繰り返し。夏は寝つきの悪かった櫂も、今ではすっかりよく寝付くようになった。こんなところにも、子供の成長を実感する。
明日は、またまた雪予報。ただし、ワタシの勘では、先日大はずれだった予報に懲りて、悪いほうへ見積もった予報に違いない。
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