普段と違う道を走ると、みょーにお尻がそわそわするものだが、撮影のための遠出にともなう登戸までの道は、以前練習コースにしていた「連光寺」に向かうルートを行くのでそんなに違和感ないかと思っていたが、数年見ない間にすっかり景色が変わり、さらに登戸までの道もなにか奇妙な感覚が朝からあった。
登戸の駅前自体をうろつくのは初めてで、まあなんとなく多摩サイを降りたところの道路わきの空き地的スペースの柵にTIOGAの太いワイヤーで自転車を引っ掛けて、着替えて駅に。いつもの関節ロックを忘れて出てきてしまい、二重ロックは出来なかったがまあ、そんな場所でもあるまいと、そのまま小田急で目的地まで1時間ほど居眠りしながら。
撮影は順調で、夕方5時過ぎには終了。カメラマンの車で、新松田まで送ってもらって登戸で下車。土曜日に超早出練をしたために点滅ライトをTIMEに付け替えたままにしていたので仕方なくそばにある100円ローソンで照明を買って、さて、置いてあった場所を見てみると、なんかヘン。
自転車がない。
ない、というか、フレームがない。柵にはバネ上にくるくる巻いたワイヤーがのこり、脇には外された前後のホイールが立てかけてあり、隣に放置してあるママチャリのかごにはヘルメットと、タイヤレバーなどのパンク修理道具を入れたツールボトル、ミニモウフがご丁寧に入れてある。
まさかと思うような光景に言葉を失い、顔面蒼白。細かいものをかばんに入れ、ホイールをぶら下げて
さっき降りたばかりの駅に再び向かう。。
2000年に買った赤いbianchi。いろいろあったが、なぜか一番長く私の手元にあった自転車。
もう12年まるまる乗り倒し、一体何万キロ走っているだろうか。コンポもぼろぼろのアルテグラ。相当磨り減ってもいるはず。オークションなどで値がつくとも思えない。しかもホイールは残してある。
いったい何の目的なのだろうか?
まったく理解できない。立ち直れない。。
コメント