一月はどうにか1000km越え。週末にそれほど走ってない気がするが、平日の往復で60kmは距離を稼ぐにはかなりのものであることがよくわかる。練習になってるんだかどうかは別にして。
さて、二月もがんばんべと、早出。土曜日は物見山往復の93km。
ところが明けて日曜日。
暖かくなるとの予報をあてに、いつもよりもさらに早起き。5時前に寝床を抜け出して、パンを焼いたり、着替えたりと準備をしていると、ガタンとなにか物音が。風でなにかが飛んできたか、落ちたか。特に気にも留めずに、外の気温を確かめがてら、timeを準備と思い、玄関の戸を明け、脇の倉庫の扉を明け、つるしてあるTIMEを引き出し、フロントのホイールをはめ、なんとなく階段下のガレージに目をやると、子供を乗せる座席つきのママチャリが倒れている。あーさっきの音はこれかと思ったが、この重い自転車が倒れるような風も吹いてないし、犬や猫がぶつかったくらいで倒れるようなものでもないし・・・・、と、その向こうに、ガレージの壁を背に、見知らぬ男の姿が!!!。一瞬言葉を失い、どうしたものかと考えたが、酔っ払いが寝込んでいたものかとも思い、脇のビニール傘を握りしめて「ゴルらー!」と威嚇したものの、相手はひるむ様子もなく突っ立ったままこちらを見ている。なんせ夜明け前でほの暗く、相手の顔もはっきり見えないのが気持ち悪い。これはまずいと考えなおして、家に戻ってカギを締め、110番。我が家から300m程の所に交番もあるし、そのまま玄関で外の気配をうかがいながら、警察の到着を待つが、全然来ない。10分ほどして電話が鳴るので出てみると「新座警察ですが、いろいろ立て込んでまして、今向かってます。」と間抜けな答え。ようやくパトカーが到着したのはほぼ30分後の6時前。当然現場には男の姿はなく、若い警官の質問にも、暗闇で相手の特長も良くわからず、何か取られてわけでも壊されたわけでもなさそうで、火をつけられた形跡もなく、やる気のなさそうな対応にイラつきながら、倒れていたママチャリを起こしてみると、なんとそこにスマホが落ちている。ついでにかなりキツいコロンの残り香。こりゃ若い男だなと推測もたやすいのだが、にも拘わらず、「それはご主人のケータイですか?」などと間抜けな質問をするお巡りにぶち切れそうになりながら、ま、証拠品と言うことで渡して、よろしく頼みます、っつーことでその場はおしまい。
そんなわけで練習に行けるような事態ではなく、陽が昇ってから、ご近所に顛末を報告してお互い気をつけましょうと話をしていたのだが、時間的にも場所的にも酔っ払いが入りこむような状況でもなく、となりのおっさんの推測では、自転車狙いじゃないの?ってのもなまじ外れていないのかも知れない。『高そうな』自転車に乗る僕の姿を見かけていて目星をつけ、忍び込んでみたものの、ガレージには目当てのものはなく、そうこうするうちに、家の灯りがついて焦り、立ちあがったところ、洞穴上の低いガレージの天井に頭をぶつけたか、車高稼ぎのためのタイヤ幅に掘られた溝に蹴つまづいて、よろけてママチャリを倒してしまい、しかも早起きの自転車乗りに見つかってしまった、と言うのはどうだろうか。
とにかく気持ち悪いので、ホームセンターで気休めのセンサーライトを買ってきて設置。ガラガラと両開きの門扉にも太いワイヤーロックを掛け、念のためTIMEは、完全屋内に。びびりましたな。
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