週末に合わせてくれるといいんだけど、なんて親の勝手な事情を、腹の中で理解したものかどうか、気配はないけど、何かあるとまずいしねって、日曜日は超早出で走ってくるかと、20時過ぎに床に就いたが、真夜中0時過ぎに、どうやら弱いが陣痛らしきものが規則的に来るのだと由紀が起きだしてくる。一度病院に連絡すると、もうしばらく様子を見てとのことだったが、やはりその後も痛みは引くことなく続く。再度連絡とって、じゃあ、ということで三時過ぎに出発決定。24時間のレンタカーをあたってみたが、行楽シーズンの週末はいずこも満車だそうで、タクシー呼んで出発。深夜で開かずの踏切に悩まされることもなく、西荻の産院まで20分ほどで到着。まだまだ陣痛は弱く、このまま朝まで待機。明け方には産まれてるんじゃないかの期待もどこへやら、次男坊はのんきらしく、7時、8時、と過ぎて行く。航もさすがにじっとはしておらず、外に連れ出したり、ただ事でない状況に子供なりに緊張してるのか、とにかく抱っこをせがんできて、しかたなく、14kgを抱っこして、そろそろ日差しのきつい西荻の路をおろおろと歩きまわっては病院に戻って様子をうかがう、の繰り返し。10時を回ってようやく、本格的に来ましたか、ということで、分娩室。そこからは一歩一歩確実に、という具合で、11時40分、無事に産まれました。家族でしっかり立ち会えて、とても嬉しい出産でした。
思い起こせば約4年前、航のときには、船乗りだったワタシの親父への感謝もこめて、「雨の日も風の日も」へこたれるなと付けた名前。今回は早々にオティンティンが映ってしまって判った性別と、近所の出産ラッシュもあって、「名前が被っては困る」との事情も後押しして、名前の決定もせかされて、実は、数か月前には、これだと決めて、お腹にその名を呼び掛けていたので、まだ見ぬ子供に、妙な人格を感じて、その御対面の待ち遠しかったこと。
あらためして。「櫂:かい」です。
どんな荒波も自分の手で、しっかり漕いで行ける強い男になってほしい、これまた親の勝手な願いです が。”Paddle”と、”pedal”。何事も、自分で漕いで行かなければ進まないのだと、なんだ、親の自分に言い聞かせているんじゃないか、と思うところもありますが、45歳の親父のもとに産まれてきてくれてありがとう。
つまらない人生に、二つ目の宝物を頑張ってくれた由紀にもありがとう。夜中にもかかわらず、弟の誕生を一生懸命起きて応援した、すっかりお兄ちゃんらしくがんばった、航もありがとう。
おめでとうございます!
最後の文章にお父さんの嬉しさと優しさがにじみ出ていますよ。
投稿情報: umetica | 2011年5 月22日 (日) 20:03
ありがとうございます!。オヤジにとって、これほどのハップン材料はないですね。いやもう本当に嬉しいです!!
投稿情報: コミナト | 2011年5 月22日 (日) 20:28
おめでとうございます。また男前に育ちそうなの予感がします。
家の奴は「また男の子?」だって、良く言うよね。
益々充実の小湊家に乾杯!
まつい
投稿情報: amat | 2011年5 月23日 (月) 07:38
まついさん、ありがとうございます!。しばらくてんやわんやだと思いますが、よろしくお願いします。
投稿情報: コミナト | 2011年5 月25日 (水) 07:16