さかのぼること、42年前。三歳児検診と同時に審査していたのであろう、保健所主催「下関市母と子のよい歯のコンクール」の輝ける一位なのです、ワタシ。小学校に上がる前の検診でも、学年に2人しかいなかったという、「虫歯ゼロ」。とりたてて歯磨きを必死にやっていたとか言うことは全くなく、17年間の喫煙習慣にも、ヤニで黄ばむようなこともなく、いわゆるエナメル質が丈夫なタイプ。それでも、やはり寄る年波には勝てず、歯ぐきは下がり、若いころはバカにしていた、食事のたびに爪楊枝をシーシーやるおっさんたちの気持ちも身にしみてわかるようになり、老後の心配事の重要なポイントとして歯の大切さを考えさせられる今日この頃、だったのだが。
先週、数年前に被せた左上奥歯が痛み出し、やむを得ず近所の歯科医に見てもらったところ、土台となっている奥歯の根っこの部分が割れているという診断。対処としては、抜くしかない、とのことで、ならば早めにって言うことで、どうせ週末も雨だしってんで。
で土曜日。早めの昼飯を済ませて、雨の中予約の12時に歯医者へ。木曜日に診断した医者とは違う、女医さんが現れて、カルテを見ながら、クールに抜歯ですね~。申し訳ないが、そんな細腕でワタシの堅牢な奥歯を抜けるのでしょうか、などと不安になりつつ、それでも力任せに男にやられるよりはましなのかもとか、言い聞かせながら、麻酔の効きを待ち、いよいよ抜歯。被せ物がとれたときに、バキバキとすごい音。その後、台座が外れるときにもゴリゴリ。で、土台の歯自体は、三つに砕かれて抜かれました。うー、ぐったり。。。。おそるおそる舌で触ってみれば、大きな穴がぽっかり。こういった一度治療をして削られた歯って、ほかの歯よりも弱いんだそうです。ま、一番奥の歯(親知らずの一つ前)、歯ブラシも届きにくかったし、その前の歯との間に食事のたびになにかが挟まっていたくらいなので、なくなってもむしろ好都合だと自分に言い聞かせて痛みに耐える。処方された痛み止めと、抗生剤を飲んでようやく落ち着く。
歯がダメだと、食事がおっくうになり、まともなものを食べなくなって、体が弱る始まりの第一歩とか。子供へのしつけを我が身に振り返って、歯は命。
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