週末は気温も上がって結構な自転車日和になることはわかっていたのだが、夜半まで雨は残り、朝起きた段階で路面はかなり濡れているのもあって、なんとなく出動を躊躇。せっかくのローラー専用マシンもあるので、と思ったが、起きてきた息子に捕まってローラーすら断念。午前中から保谷までのサイクリング。んで、昼飯の後は、またまた下井草までサイクリング。最初は泣きの入った、武蔵関の新宿線越えたところ、青梅街道に向かっていく結構な上り坂も、何度めかで難なくクリアするようになり、多少疲れてきても、時々踏み切りさえ越えれば、文句も言わず後ろを黙々とついてくる、しぶとい4歳児だな。先々週に行ったときには会えなかった当時の大家さんにも今回は会えて、しばし立ち話。葺き代わっていた屋根は、なんと三月の地震で瓦が落ちてしまったためだそうで、ついでに受けた区の耐震チェックで、お風呂もユニットバスに交換することが決定しているらしく、住んでいた私からすれば、あーその二点だけで、あの借家がどれほど快適度がアップするかというお話(風呂さえきれいならねー、と当時ずっと言っていた)。築40年くらいにはなる古家だが、修理に来た大工に言わせると、いまどきの新築よりよっぽど柱が太いそうで、やっぱりいまどきの新築って、おざなりなんだなあと思う。
日曜。お知り合いの多くがオキナワでのレース。コチラは外走りはあきらめて、7時から、ローラー。少しお勉強などしながら、ぐるぐると1時間半。ローラーって、足を休めてない分(空回りがない分)結構足にきますね(って今頃気づくか)。育児と家事に追われる由紀のサポートなどしながら(チビ二人を連れ出すだけですが)午前中を過ごした後は、午後のサイクリング。清瀬の従兄弟(航の)のうちまで。途中、黒目側沿いから、水道道路まで、普通に大人が押していくような急勾配の坂道がある。序盤歌など歌っているのだが、だんだん無口になり、そのうち後ろから「お父さん、嫌い、ばか!。坂道登りたくない!!」と罵声が飛んでくるのだが、そうしていながらも、泣きながらこの坂を上りきってしまったよ。でかした。
さて、一番気の合うであろう従兄弟としばらく公園やら図書館やらで遊んで帰る。帰り道、さぞや疲れただろうと思いきや、どうしても保谷の踏切が見たい!というので、清瀬から、東久留米、ひばりヶ丘を通り越して、保谷まで行って、引き返す。ホントに、踏み切りさえ渡ればいくらでも走るな、こいつ。
そうだった。今日は禁煙して10周年。当時35歳のワタシは、ひょんなことから自転車に乗り始め、そのうちライバル視していた知り合いがタバコをやめて、みるみる差をつけられたのに発奮し、また親孝行もできていない自堕落な生活を反省し、小児喘息だったワタシの喫煙を心配し続ける母親の心情に少しでも応えようと、母親の誕生日の翌日に、とうとう幾度か挫折していた禁煙に踏み切ったのが10年前の11月13日。今の生活があるのは、まず禁煙のおかげだといって過言ではない。喫煙年数と同じだけの年数かかってようやく肺が元通りになるとも言われるし、10年くらいではまだまだかもしれないけど、自転車のおかげで、喫煙していた17年分よりは、ゼーハー呼吸したんじゃないかな。ま、当然これからも無煙な人生ですけど。こうして息子とサイクリングしてるなんて、酒とタバコと仕事に無駄な時間を費やしていたころからは、想像もできない。
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