栗原だより

1月3日

昨日返したばかりのレンタカー屋に、今日も朝からまた車を借りに行く。一時帰宅の日程が読み切れないので、仕方がないのだが。passoからvitsに。パッソのほうが運転ラクかも。

やっぱりどうしても外に行きたい航にせがまれて、午後は踏切ドライブ。ウチを出て、池袋線越えて、関町の新宿線の踏切通過して、青梅街道から上石神井の踏切越えて、新青梅からぐるっと回って帰宅。お気に入りの上石神井の踏切を渡るときには、航は寝ていたんだけどね。本人は気が済んだみたいで、帰ったらすぐに踏切を描いていた。

明日は朝から病院に戻るので（と言って採血、検査の後とんぼ返りの可能性大）、もろもろ荷物を車に積んでおく。 

1月2日

4人揃っての正月とはいえ、航は外出はできない状況なので、基本的には家でひきこもる正月。箱根駅伝など見ながら、ときどき櫂を連れて近所に買い物など。ひたすらプラレールで遊ぶ航だが、去年の今頃は、凧揚げで走りまわっていたはず。今日なんて適度に風もあっていい感じなんだけど。本人は、やっぱり早く外で遊べるようになりたい、とぼそっとつぶやいていた。もう少しの辛抱だ。

このまま緊急事態もなさそうなので、予定より早めにレンタカーを返却。満タンにしたガソリン代くらい、返金がありました。 

1月1日

突然の事故にあったような夏の日。半年という治療期間が遠い遠い先のことに思えたが、そんな年も終り、今日から2013年。『半年』の目処が崩れなければ、このあとひと月余り、のはずだ。

櫂の夜泣きに起こされ、不足する睡眠時間を補う言い訳の、年明け早々のゆるーい寝坊の朝、雑煮で明ける平和な2013年。今年はこのまま平和な年になりますように。 

12月29日

子供が揃って家にいて面倒が見られる状況、すなわち、大人がどちらか、単独で外出できる貴重な時間。朝早々に接骨へ行く。先日の顎関節症に加え、張りまくっている裏側の筋肉（腰から脚全体）を、悶絶のゴリゴリ施術。ここに通い出して確か4年以上になるが、一番痛かったかも知れない。この4か月の溜まりきった疲労はかなりのようだ、やっぱり。

すっきりして、院を出て、ぐっと暖かくなった日差しの中を、保谷のケーキ屋に向かう。「今年はみんな揃って、誕生日ケーキも、クリスマスケーキも食べられなかった」と由紀が言っていたので、お気に入りのお店、アルカションへ。生クリームはやめといたほうがいい航のことも考慮して、どっさりベリーベリーなタルトを選択。由紀の年齢、○７歳の、7本ローソクつけてもらって帰る。

午後、コーヒー入れてケーキ。結局ろうそくは、7本でなく、5歳のケーキをやり直したい航の意向で5本となった。そういえば、誕生日の8月9日にはもうかなり体調が悪く、せっかくのケーキも満足に食べられてなかったのだった。5本の炎を元気よく吹き消して、おいしく食べました。

15時過ぎに義母が昨日に続いてヘルプに来てくれたので、チビ二人の面倒を見てもらっている間、玄関周りの大掃除と、車に乗って近所へ大物の買い出し。いつも思うけど、車って便利だなあ。一発ではうまく収まらない狭いガレージへの車庫入れも、ビビらないくらいには慣れてきた。数こなさないとねぇ。
 

12月28日

調子が悪いとゴネたくなるのか、なんなのか。朝になって、航から電話があって、今日はお父さんは来るな、という。金曜はお父さんが来る日じゃない、らしい。こんな電話で起こされて、かなりこちらは気分が悪いのだが。そうはいっても、外泊OKな場合、車でスタンバっておかないと、大量の持ち帰り荷物はもちろん、航本人の移動に差し支えるので、由紀からくどくど説得して、納得させる。率直に、今日から外泊だから、と言えればいいのだが、検査の結果や、こちらの事情などで、叶わなかった場合の落胆を避けるためには、回りくどい言い訳をせざるを得ない。

今日もまた、『今年一番』を更新した、キーンとした空気の中、自転車こいでレンタカー屋へ。8時ジャストに借りてきて、チャイルドシートとベビーカー、昨日届いた踏切セットを乗せて、出発。巷的に仕事納めの微妙な混み具合のなか、10時過ぎに病院到着。

病室に着くと、航がケータイでにやにやしながら由紀に電話をしている。周囲の子の母親たちが、「今日帰れるんだって」 と私に、良かったねーと言ってくれる。なかなか回復しなかった白血球の数値が、今日になって、グンと上がったらしく、予定通り、年明け挟んで一時帰宅となったのだ。ま、それはいいのだが、そこんとこ、本人には内緒にしといてねー。いきなり朝、櫂が熱、ってこともあるのでね。

と、そういうわけで、いきなりハイテンションな航をしり目に、私は荷物を抱えて３階の病室から、駐車場まで一体何往復すればいいのか。この寒い中。午後にインフルエンザの注射を打って、抗生剤を一時間ほど点滴して、１５時過ぎにめでたく帰宅。走り出してじきに航は寝てしまったが、志木に着いたころ起きてきて、またまた踏切見てから帰りたいと言い出したので、しかたなく、車を走らせていると、ぽつぽつと雨。そのうち霙交じりになってきた。夕方のダイヤで、踏切もなかなか開かないし。どうにかひどく降る前に家に帰りついて、大荷物と航を降ろす。 嬉しいけど、朝からもう疲れるね。まったく。

12月27日

今日は撮影。といっても、まじめ～な物撮なのだが。ま、カメラマンも要領を得ているのでテキパキと、17時には無事終了。保育室へのお迎えもきっちり間に合って、私的には仕事納めとなりました。明日は航を引きとる可能性大なので、櫂の保育室も年内は今日まで。突然の出来事で途方に暮れていたところに偶然オープンしてくれた保育室。本当にお世話になりました。櫂もよく頑張った。
明日は外泊許可が出るのかな。 

12月26日

毎朝毎朝、天気予報は『今年一番の寒さ』と繰り返す。日に日にさむくなる。いや、もう今年の12月はどうかしてるぜ。完全に日和って、今日も電車。暖かいのはいいけど、やっぱりストレスフルです、満員電車。そのスマホ、ケータイ見ながら駅の階段降りたりするのやめてくれれば、駅の混雑も4割くらい緩和されるのではと思うのだが。

12月25日

やっぱり年末は慌ただしくて、仕事も嫌な感じに詰まってきた。まだオレンジカード（『今日はお部屋で遊ぼうね』というベッドに下げるカードがオレンジ色）の航だが、いままでのペースでいけば、おそらくは、金曜には外泊できるはず。一日早く仕事おさめにして、レンタカー借りて迎えに行く予定なのだが、どうも仕事のほうが落ち着かなくて困る。なにがなんでも休むけど。

「うがい頑張ろうすごろくシール山手線一周ver.」もそろそろ終わりだとかで、 今度は音の出る踏切セットが欲しいそうだ。買いに行く暇もないし、ってんでamzonさんにお願いしました。

 

12月24日

ウチはサンタがどうした、いるとかいないとか、ってことはあんまりやらないはずだったのだが、病院では、同部屋の子供たちもプレゼントを心待ちにしていたり、そんな話題が出たりするので、実はおとといの面会時に、こっそりプラレールの『駅』をベッドわきの引きだしに隠しておいた。
白血球が少なくて部屋から出られない状況は続いていて、ベッド脇でプラレールを組もうとして、使いたかったパーツを他の部屋の子が使っていて、グズグズが爆発しそうになって、由紀が、一日早いがプレゼントを 渡したらしい。ま、よかった。こうしてサンタがいるとか信じちゃうのかな。

そういうわけで、クリスマスだからどうこう、ってこともないのだが、やっぱり家族の揃わないクリスマスは寂しいね。 

12月23日

変則的だが、歯医者に行ったので今週は日曜日に僕が面会。あまりの寒さに、自転車で行くのを断念し、バスに乗って北朝霞へ。ここまで寒いと、街中スピードで走るには、負荷が低くて、一向に温まらないし、筋肉も強張って疲れがたまる一方だし、と言い訳しても有り余るほど、電車は暖かいし、本も読めるし。先日からの読みかけだった、湊かなえの「往復書簡」を読みながら蓮田に到着。由紀のママチャリを駐輪場から引っ張り出して病院へ。

航は、白血球値が低くて部屋から出られないだけでなく、体温も高めでダルそう。ここにきて粘膜障害もでてきたようで、食事もままならなくなってきた。昼は、小さく刻んだピザなど食べていたが、食べてる最中に、口の皮がむけて痛いと泣きだし、夕食のときには、流動食的にヨーグルトやプリン程度しか受け付けない。あれ食べたいこれ食べたいというわがままに付き合って用意してやっても、結局食べない、というグズグズ状態に、つい、イラついてしまう。が、仕方がないのだな。食べたい気持ちはあるのだろうが、食べられない、というのは一番本人がジレンマを感じているのだろう、とは頭ではわかってるんだけど。