スポーツとして自転車に乗る人は増えているのだろうか?。毎日自転車通勤をしていると、おそらく自転車通勤をする人は増えている気がする。ただ、乗り方については危ない人が多い。ヘルメットの未着用は言うに及ばず、iPODのようなポータブルプレーヤーの普及により(テープチェンジも音飛びもなく)、耳をふさいで乗っている人も多い。ケータイ電話についてはもう、言葉がない。歩道と車道を行ったりきたり、夜の無灯火、逆走、信号無視・・・挙げればきりがない。
野球にしろ、サッカーにしろ、人気獲得、競技人口の増加を指して、「底辺の拡大」などというが、底辺ばかり大きくなってもらっても困るのである。三角形の面積というものは底辺ばかり広くなってもそうそう増えるものではなくて、やはり「頂点の伸長」による「面積の拡大」を目指す、というのが正しい表現だと思う。ながらく日陰のスポーツであったサッカー人口が増えたのも、Jリーグの創設とともに、一気に目線が世界に広がったからだろうし、その流れに反比例して斜陽に向かっていた野球人気が踏みとどまったのも、野茂を始め、メジャーリーグに渡っていった選手のおかげだろう。松坂のメジャー入りについて、日本球界からの人材流出が止まらないなどという人がいるが、それは大間違い。高い目標を設定して、それを実現する人がいるからこそ、同じ競技を志向する人が増えるというものだ。次の人材がきっと現れる。高いレベルを目指す人間を引き止めることほど愚かなことはない。現在の企業も、長い間の採用控えによって、薄っぺらい三角形の人材構成になっているような気がする。
企業論はどうでもいいが、自転車だ。別府というスターも出てきたし、少しは頂点が高くなってきたのか。全体のレベルが上がって、人口が増えることは望ましい姿だとおもう。実業団のレースなんかももっとメディアに取り上げられると楽しいな。ヨーロッパのレースがメジャーリーグだとすると、プロ野球並みには身近で実感できて面白いはずだ。ケイリンのCMに、アスリートの対極にあるようなブヨブヨしたお笑いコンビをつかっているようではだめだな。危険な走行を繰り返す、「底辺」ばかり増えないで欲しいものだ。
バレーボール。またしてもくだらない煽り方をしていてこまったものだ。実業団の選手を何人か知っているけど、当然、まじめに厳しい練習をこなしている。チャラけたタレントの応援なんて、馬鹿にしてるとしか思えないな。「○○姫」とか、どうなんだろ。あ、「ハンカチ王子」もか。「スプリント王」ってのは違うか。
うだうだと考え事をしていたら、今日はお金を拾えなかった。
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