以前にも書いたかもしれないが、私の父親は、大洋漁業(遠洋)の船員だったので、夏はベーリング海、冬は東シナ海と、家にいることはほとんどなく、幼少時に思いっきり一緒に遊んだり、どこかに連れて行ってもらったり、という経験がほとんどない。キャッチボール、ってのもほとんどしてないし、自転車を教えてもらったのも、いとこの兄ちゃんだし。ま、親からすれば、そうしたくてそうだったわけだわけではないと思うけど。40年ほども前の下関では、連れていく場所もそんなにないし。さて。三月まで半年続いた「一時帰休」というやつも今年度からはなくなり、給料減額は別にして、強制的に月イチで休めるというのは、マジメな日本のおとーさんには、家庭を振り返るのに実は良かったのかも知れない。というわけで、金曜日は休暇をもらって、休日では混雑でどうしょうもないであろう催し物「大哺乳類展」へ出かける。冒頭に書いたようなわけであまりこのようなものに出かけることのなかったワタシのほうが、ワクワクしているかも。息子を肩車して、上野の公園を歩いたりなど、自分がしてもらえなかったことを、こうしてしてやれてることが妙に嬉しかったりするし、親父の気持ちもわかるような気がする。平日の科学博物館は、いくつかの修学旅行の団体などがいるにしても、混雑もほどほどで、2歳児を連れてまわるにはちょうどよく、これでもかこれでもかの、剥製、骨格標本のオンパレードは見ごたえがありました(意外に息子はそうでもないようでしたが(動いてないからか?))。昼飯を挟んで、常設展示。なんだこっちにもたくさん剥製並んでるし。里山の展示では、猿や、鹿のうんちに、航も大興奮。科学技術のコーナーも、ゼロ戦があったりして、すごい充実ぶり。休み満喫で、夕方のラッシュに巻き込まれないうちに、帰宅。おとなはぐったり。
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