気になったままの浅い眠り。櫂も5時に起きてしまい、ややふらつく頭を抱えて、とにかく食事に洗濯。由紀からメールがあり、航もふつうに起きているとのこと。よかった。
早起きしすぎた櫂は、保育ルームに着いた段階で爆睡。そのまま布団に寝かせて預ける。
一旦家に引き返して、着替えやら食料やらの準備をして、ママチャリ飛ばして9時半過ぎの武蔵野線に飛び乗る。大宮駅のCDショップで、航用に「荒川線運転席展望」DVDを買って、10時24分のバスにちょうど間に会う時間で移動。
昨日、急遽個室に戻っている航に会う。しばらく食べてないせいか、かなり痩せて、粘膜の炎症のせいもあって、歯ぐきや目の周りも、やや黒ずんでいる。話すことはしっかりしていて、まずは安心。MRIは午後1時過ぎの予定。待っている間にも、腹痛を訴え、下痢がある。
もつれそうなほどの点滴の管を外して、予定通り1時にMRIへ。しばらく時間がかかるので、由紀と二人、病院の食堂で昼食を摂る。昨晩から心配でろくに食えてないし、ひとりだとなおさらで、こうして二人でいると、少しはまともに食事ができる。
病棟に戻ると航は先に部屋に戻っていて、今度は体中に電極をつけて心電図をとっている。そばにいても何をしてやれるでもなく、昨夜の睡眠不足もかなりキテるので、控室のソファでしばらく横になる。
15時半に部屋に戻るが、まだMRIの結果は出ない。気になったまま、櫂の引き取り時間もあるので、45分発のバスで帰る。航はその後、レントゲンなども撮ったと由紀からメール。
気になって夕食の準備も気が進まず、櫂にはつなぎのトウモロコシを食べさせたまま、おろおろしていると、またしてもお隣から呼ばれて、「野菜のごった煮うどん」をいただく。麺類は櫂もよく食べるのでありがたい。ワタシとしても、麺類なら喉を通るだろう。お椀に取り分けて、流し込む。櫂は大喜びで、いつもの食欲が戻ったよう。その後、こちらのお隣からもカボチャの煮物をいただく。これまた櫂の好物なので、非常に助かった。
食事も終わったころ、由紀から電話。頭の影は、いわゆる『高血圧性脳症』というやつか。特に出血とか腫瘍ではなく、このまま血圧を下げれば問題ないそうだ。ただお腹の方は、アルブミンの低下により腹部に水がたまっている症状らしく、こちらの処置も必要なのだという。症状がはっきりした分、気持ちも落ち着いたが、とにかく医者の処置を信じて、また航の力を信じて行くしかない。
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