雛祭りでもあるが、地球のお片隅ではこっそりと僕の誕生日である。ちなみにかのジーコも、ストイコビッチもおなじ3月3日生まれだそうだが残念ながら僕にはサッカーの才能はなかったようだ。1966年生まれであるからして2006年の今年はめでたく40歳の大台。ちょうど金曜だったので会社は休みをもらって、のんびりすることにした。
妻が用意してくれたケーキを食べる。ろうそくは太いのが4本。誰しも思うことかもしれないが自分が40歳になるなどとは遠い先のことだとばかり思っていたが、やはり40歳にはなってしまうのだな。30代最後の日に筋トレをしていたり、タバコをやめていたり、自転車に乗っていたりするなんて10年前のカラダぷよぷよクンには想像もできなかったことである。人間変われば変わるものである。40になったら惑ってはいけないそうだし、顔にも責任を持たないといけないらしい。バブルに翻弄された20代は仕事に振り回されてばかりだったし、30代前半は個人的に人生グダグダだったし。30代半ばで自転車という趣味に出会い、30代後半では妻と出会い、いろんな意味で落ち着いた。自分自身はまだまだどうなっていくかはやっぱりよくわからないが、大きく変える必要もないだろうという生活パターンになっていることは良しとしたいかな。
せっかくのお休みなので妻と出かける。原宿へ。噂の表参道ヒルズを見てみる。金曜日、平日だというのにすごい人である。上へ上へと伸びていく六本木ヒルズとは趣がぐっと違って、平べったく回廊が行きかう地底都市のような雰囲気。久しぶりにめがねを新調することにしてリュネット・ジュラに行く。このお店はヒルズの端っこの同潤会の趣を残した部分にあり、中央の人ごみから離れてやや落ち着いた感じ。それでも紛れ込んだおばさんたちが、ひっきりなしに店の扉を開ける。衛兵のように扉脇に立った店長が、扉が開くたびにそのおばさんたちにいちいち「ここはメガネやです。」「海外からの直輸入のめ・が・ね・やです。」といって追い払っているのがみょーにウケた。休みに入るともっと大変だろうね。
僕自身は気に入ったフレームを見つけて購入。納品までは約10日。40歳の責任のある顔にはまるでしょうか。
夕方は会社の元同僚が経営する焼肉やさん、仙川のぎゅうぎゅうへ。きれいなお店で、ワインを飲みながらしっかりと焼肉を堪能いたしました。うまー。同じく元同僚の奥様も顔を出してくれて、2歳になるご子息とも初のご対面。かわいいですね。
食後は3階のVIPROOMでシャンパンをごちそうしていただきながらしばし昔話に花が咲きました。ちょうど10年前、この店長とは仕事でモスクワに行ったのでした。僕にとっては初の海外でもあったので強烈な衝撃が残っている思い出です。着いた初日にホテルのラウンジで怪しいおねえさんに掛けられた第一声、「オッパイスキー?」。ムソルグスキーやチャイコフスキーなら知ってるが、ロシアで最初にオッパイスキーとはディープインパクト。
というわけで楽しい誕生日でございました。ごちそうさまでした。ありがとうございました。
誕生日おめでとーございます!(^Д^)「30代半ばで自転車という趣味に出会い、30代後半では妻と出会い」とありますが、私も30代半ばで自転車と出会ったところまでは同じ。後はコミナトさんみたいに素敵な奥さんに出会えれば言うことなしなのですが(;´д`)充実した40代を送れますように!
投稿情報: まっする | 2006年3 月 5日 (日) 20:53