起きてみれば昨夜の雨もすっかり上がり、朝食後、準備に取り掛かるころにはすっかり頂上まで見渡せるような快晴である♪。固定ローラーで適当に汗を流し、アップにかかる。いつもと違う生活リズムで崩れた便意と相談しながらスタート直前20分前にトイレでぎりぎり軽量化に励む。スタート地点脇の岳の屋であるがそこそこ顰蹙を買わないように並ぶ。となりにはPONZジャージが二名。山ちゃんと江國さんである。ステムに貼り付けたひそかな野望「14分」のタイムスケジュールを覗き込まれて冷やかされる。江國さんにはケータイでソッコー写真を撮られてしまう。ブログにアップだそうだ。やば。左からはウチの長尾君にPOLARを覘かれて「スタート前からいっぱいいっぱいじゃん」って「96」はパーセントじゃないっつーの。
そうこうするうち7時半の号砲。まあ、あせることはないのである。練習量だけは負けないのだと言い聞かせ、上り始める。1stチェックポイントに差し掛かるころ、後ろから追い越しざまに長尾君の「おじさん、いつまでアウター踏んでる気?」って、げ、ほんとだ。あわててインナーに落として先を急ぐ。ここでは予定より45秒おくれ。想定内であるが、中間点までに少しでも挽回せねばと踏ん張ってみるが中間点をどうやら見落とした。次のポイント冷泉小屋を目標にペースをキープ。先方に見えるウチのジャージを捕らえ、一度はそのぶな沢さんを抜いたが、また抜き返されじわじわと引き離されていく。とおもったらしばらくして左路肩に自転車を止めて吐いている姿が。確かに朝から胃の調子がといっていたが。声をかけたら、あらびっくり。ぶな沢さんではなくずっと先行していたはずの垣見さんだった。
さて例年ならこのあたりで女子のロードの表彰台組が追いついてくるはずだが、今年は来ない。よしよしこの調子だと、冷泉小屋を通り過ぎるときには目標のほぼ1分遅れである。14分はかなりな野望だったので、まだ良しとしようと自分に言い聞かせ、コーナー越しに下を振り返ると、前のめりなフォームの男がすごい勢いで上ってくる。山ちゃんだ!。やばい。ムチが入る。
そろそろ頂上が見えてくる。雲も晴れ、景色はとてもすばらしい。2ndチェックポイントでは約2分遅れとなり、ややペースはグダグダであるが、前方にピンクのメルカトーネジャージを発見。序盤で勢いよく抜いていった斉藤さんである。つくばで知り合ったひとつ年下のパンターニ好き。昨年大きな骨折をしたらしかったが、復活おめでとうございます。乗鞍では勝てたことがないのだがとうとう今年目の前にいるではないか。稽古不足は否めないにしても、卑怯かも知れないが、勝てるチャンス。あと2km。残った力を振り絞ってダンシング。と思ったら、向こうもダンシング。ゴールゲートで背中に手が届くところであったが、タッチの差で追いつけず。。。
タイムは1時間17分ジャスト。野望には3分届かなかったが、自己記録的には約2分短縮。後ろ向きな目標の「女子ロード表彰台」には抜かれずに済んだことだし。山ちゃんにも抜かれなかったし。少なからず練習量はうそをつかなかったし、40才にしてまだまだ伸び代があるじゃないかということで。沖縄へ向けてまずまずかな。
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