上京して22年、懐かしむのに十分すぎる月日である。木曜の帰り、大学生のときにバイトに行っていた先のネモトさんと中杉通りで出くわした。当時、子供向けの絵の教室を営む傍らの、雑誌のレイアウトと版下制作の仕事を手伝っていた。卒業以来会うこともなく、めぐりめぐって下井草に越して中杉通りを通勤で通るようになり、青梅街道沿いにあったそのアトリエが移動していることには気づいていたが、とうとう18年ぶりにご挨拶となった。今の仕事の基礎を教えてもらったようなものでお世話になりまして。
金曜は高校の同級生との忘年会。あらたに単身赴任で2月から東京というメンバーも加わって、なんと夜中の2時過ぎまで飲んでしまった。しかしまあ高校生くらいの思い出というものはなぜこうものんきで鮮明なものなのだろう。
そして今日は、由紀といろいろ買い物のついでに外苑前のギャラリーでイラストレーターの菅野さんの個展へ。僕の入社当時から数年の間、何度もイラストを描いてもらっていた人だ。近頃では文春の連載小説の挿絵を描いていて、電車移動だった金曜に買った文春に個展の情報が出ていたので足を運んだ次第。これもまた懐かしい再会でした。
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