ここ栗原に移り住んで3年半。最寄駅はひばりヶ丘。東京方面を基準に考えると、どこが「丘」なんだよ、って思っていたが、埼玉方面から見てみると、志木側からひばりヶ丘まではかなり登っていて確かに「丘」。練習がハードだったときは、志木市役所わきから延々と10kmくらい「坂」というほどの傾斜ではないにせよ、だらだらと登り続ける道が意外にしんどい。
そして我が家のすぐ目の前は、御覧のような激坂である(中腹の茶色い家の手前を曲がるとウチ)。地元のお年寄りは、右手に設置された手すりを掴んでふうふういいながら登り、自転車の方々は、ここまでにつけた来た加速も惜しげもなくあっさりとあきらめて、ミラーのあたりでさっさと降りて、押してあがるのがお約束。シャカリキ風にいえば、「この坂は危険ですから、乗って登ってはいけません」的な感じ。
おじいちゃんおばあちゃん、ヘモグロビンちゃんにとどまらず、部活帰りの威勢のいい中学生高校生ですら、この坂を足をつかずに登りきることはまず、ない。この三年半で、登り切った人は僕の見る限りでは三人いたかどうか。
ワタシとしては、ここを三人乗り仕様ママチャリ(丸石のフラッカーズ)に航を乗せて登りきれるのが、自転車乗りとしてのプライドと自慢。息子も「おとーさん、どんな坂も登れるねー」と、ヨイショしてくれるし。
「子供乗せて坂道はたいへんだから、アシスト付きの自転車が欲しいわ♥」なんていう主婦もいるのかもしれないが、アシスト付きの自転車なんて、アームストロングくらいになってから言いなさい、ってなもんで、世の中皆さん、えっちらおっちら走っているのだよ。
ところが、おととい遊びに来た由紀の妹。4歳になる息子を自転車の後ろ座席に乗せてやってきた。外で遊びたがる子供たちのリクエストで近所の公園に行くことになったのだが。ワタシは素走り、航はストライダーで先行して家を出たのだが、後ろから上記の仕様で、自転車に乗ったまま追い付いてきた(らしい)。まさかね、まさかね米倉斉加年と思っていたが、公園からの帰りは、この坂の上の道から迂回して、この画像、右手下から僕らが追いかける形でもどってきて、どうせ、坂の途中で降りて押してるだろうとおもったら、こちらがふもとに付いた段階ですでに姿はなく、家に戻っていた!。すなわち、4歳児16kg含め、ロードレーサーなら、5台分くらいの重さのママチャリで、この坂を登ってしまったのであった。
たまーに、「たまたま始めたロードレーサーで、誘われたから乗鞍来たんだけど、入賞しちゃった」、みたいな人がいて、10年以上地道に踏ん張ってる素質のないワタシのような人間がほぞをかむようなことはあるけど。ウンドーシンケーはいいとは聞いていたのだが、恐るべし、30歳、一児の母。
この写真の坂、知ってますよ~!
近所に良い坂は無いものかと探した時に見つけました。
航君もこの坂で自然に鍛えられ将来は有望なヒルクライマー
という遠大な計画ですね(笑)
投稿情報: 大泉のきたじま | 2011年5 月 4日 (水) 20:05
次男とふたりで、めざせアンディとフランク、かな(笑)。
投稿情報: コミナト | 2011年5 月 5日 (木) 14:27