昨日、由紀が病院に着くと、航の目が腫れていたそうだ。数値的にはよくなり、しばらくぶりに大部屋にもどったのだが、ほかの子たちは一時帰宅やら、転院やらですっかり空いていて、6人部屋に航ひとり。寝かしつけてから帰ったのだが、さすがに夜淋しくて泣いていたとのこと。
最初のうちは、こんな状況だと、「帰りたい」とか「ママ」とか、大きな声で泣き叫んで、ベッドの柵を乗り越えんばかりだったが、慣れたのか、あきらめたのか、体力も落ちたのか、ひとりで泣きはらしていたようだ。よくいえば成長したのかもしれないが、病院の大部屋が一人ぼっちなんて大人だってあんまり心地のいいものではないのに、さぞかし淋しかったことだろう。
小児がんにかかる年齢(治療している年齢)は、1歳くらいの子も多く、そうなると多くの子は、苦しい治療の期間をほとんど覚えていないらしい。「病気なのはわかる?」とか、「風邪とかよりちょっと大変だけど、がんばろうね」というと聞くと、小さくうなずく航だが、5歳の子は、どのくらいこの状況を覚えているものだろうか?
メールありがとうございます、駆け足で拝見しました。うちは、私が入院中ずっと付き添っていたのですが、下の子との留守番側も大変だったんだろうなぁと今更のようにわかりました。
うちの子は、小学生のころは「点滴がじゃまだった、しんどかった、ママをひとりじめしてうれしかった」とか言ってましたが、高校生の今はもう、通院治療のアレコレもほぼ覚えていないようです。個人差があるのでしょうけど
投稿情報: かんたの母 | 2012年10 月 8日 (月) 17:24