予約しておいたレンタカーを隣駅で引き取り、自宅でチャイルドシートやらベビーカーやら積み込んで出発。病院では金曜日に僕が現れたのでちょっと怪訝な顔。今日はCTの検査が控えてるということで、朝食後の食事がNG。お昼になって、昼食を運ぶワゴンが廊下に出てきたころから、だんだん航の機嫌が悪くなり、しまいには泣き出した。体調もよく、せめて食べることくらいが愉しみなところに、食事を我慢しろというのは、5歳の子供には到底耐えられないことであろう。看護師さんによると、順番は午後イチ。まだ1時間ある。なだめすかして時間が経つのを待つしかない。
ようやく一時半近くになって、呼びがかかり、1階のCT室へ。CTの台の上でじっとしていなければならないので、本来8歳以下の子は眠らされてスキャンされるのだが、気丈にも、じっとできるから、眠る薬は飲まない、といって検査室へ入っていった。いわゆる麻酔なので、眠りから覚めて、水をひとくち、喉に詰まらせないのを確認してから出ないと食事が出来ないのだが、結局、薬ナシでがんばったので、終わってすぐにお昼ご飯。よくがんばった。
由紀から連絡があり、櫂が下痢だという。そして由紀もどうもおかしいらしく、航本人の数値は万全なのに、帰宅のNGは決定的となった。しかも、由紀も病院には来られない。
お父さんが二日連続はいやだという航をどう説得するか。
お母さんが明日来られないと、事実をはっきり伝えると、我慢に我慢をしているところ、張り詰めていた気持ちの糸が切れたように、泣き出した。こちらもつらい。
担当医に確認して、帰宅は出来なくても、外出自体はOKをもらったので、「明日、お父さんと、ドライブに行って、宇都宮線の踏切を見よう!」と提案したところ、表情が明るくなり、泣き止む。助かった。もともと月曜日に病院に戻るため、週末またいで車は借りてあるので。以前に由紀から蓮田駅脇には、警報機の赤い表示灯がりんご型のものがあると聞かされていたようで、まずはそれが見たい!という。午後はプラレールなどで時間を潰しつつ、ひとまず帰宅。
で、帰宅はしたものの、僕が風邪の家族と接触は出来ない。今日は実家もNG。由紀と携帯で相談して出た結果、こうなったらお隣だ、ということで急遽、やむなくベルを鳴らし、宿泊のお願いをすると、快く引き受けてくれた。本当になんと言ってよいのやら。由紀に明日の用意を玄関先に頼んで、お隣で一晩を過ごす。
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