昭和61年だから、西暦に直せば1986年、と言うことは、買った2007年ですでに築21年だったことになる我が家。いまどきの新築のぺらぺらな造りが好きでなく、またこの物件に関して言えばその年数をまったく感じさせない程度の良さに、かなり満足していたのだが、住んで6年、日当りがイマイチなことが毎年、冬をつらいものにさせてきた。日当たりについては、その分、夏は快適だし、あまり日当りがいいと家が傷む(フローリングがカサカサになるとか)とも言うが、やっぱり冬の寒さは体にこたえるし何をするにも億劫で、精神的にも良くない。先に、兄が今のマンションに越すときに、「メルツェンサッシ」なる後付の内窓をつけていて、そういったものの存在は知ってはいたが、近頃「インプラス」や「プラマード」としてメジャーになってきていて、とうとう我が家でも、と言うことになった。暮れに、まず近くの工務店がデモやってたとかで「インプラス」の見積もりを取ったのだが、かなりお高い。で、通勤途中にいつも前を通る保谷のサッシ屋さんに直に再見積もり。こちらは「プラマード」。なんと、ほぼ2/3のお値段で出来ると言うので、こちらで決定。リビングの向きだけは南向きの掃きだし窓と、コーナー二面の出窓部分、それに風呂場の窓の3箇所に内窓をつけることに。年明け、8日にとうとう設置されました。
さて、効果のほどはと言えば。
リビングでは、置きだたみで座る生活なのだが、これがもう、窓側に座るとしたからシンシン冷えてきて、どうしようもなかったのが、すっぱり解決。この冬、灯油の節約にと買い換えたファンヒーターのエコモードも、何の意味もなかったのが、内窓ついたら室温がまともにキープされ、エコモードが正しく機能するようになった。3段階に選べる火力も、「低」にしていると、じわじわ室温が下がっていたのが、しっかりキープ。出窓のほうにびっしりついて、木枠の侵食もやばかった結露も、まったく解消。内側に微妙にせり出した多少の圧迫感を差し引いても、ここまでの効果があろうとは、嬉しい限り。
風呂場は。これがもう秘境の露天風呂でも、そこかしこから湯気が出てる分、あったかいだろう位に寒かった洗い場が、これまた、冷え冷え感が解消。多少大きい目の窓だとは言え、ここまで冷気があったのかと思うと驚く。
ぺらぺら感といっていた、近頃の新築って、窓のほとんどが二重窓だそうで。
家の南北を挟むこの二面の窓の断熱が上がったおかげで(東西方向は隣家が迫っているので)、家全体も少し暖かくなった気がする。1L、100円を超えてしまった灯油代も少しは節約できるかな。
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