栗原だより

読了。

近藤史恵の「サクリファイス」、「エデン」に続く、第三弾。前二作に続いての「続編」ではなく、前二作の前後のそれぞれの登場人物のサブストーリー的内容。比較すると、サスペンスに無理強いすることもなく、またサイクルロードレースに対しての造詣の深さも嫌味なく描かれていて、非常に面白かった。

ただ、残念なのは装丁の写真。サクリファイスでは、「それっぽいけど、実はアマチュアレース」の写真（わかる人にはわかる）だったのが、エデンで、本物写真に昇格（シャバネルやら、コンタドールやら）していたのに、サヴァイブではまた「ノースリーブジャージでルート66ぽいところを孤独に走る男」になってしまっていて、せっかくの「サイクルロードレースもの」の雰囲気がぶち壊しなのだった。荒川を上半身裸で走っているおっさんと、一緒にされたくないのと同じだな（←違うと思う）。肖像権的に無理があったのかなあ、もったいない。

なでしこJAPANの優勝も見事であったが、マイナーな存在を表舞台に引き上げるには、やはり結果を出すしかないのかな。登場人物の一人が、世界選手権で8位になる話があったけど、アラシロの世界選手権9位ってリアルにすごいんだけどね。といって、メジャーになったらなったで、引いていってしまう気分もあるんだけど。スポンサーが絡んで、商業主義に乗せられかける話もあったりして、あ、これ以上は、言わないことにします。

 面白いです。

とはいえ、手続きも面倒ですが。

事故の場所から相手のオフィスが目と鼻の先だったので、通勤ビアンキはそのままそこのオフィスにて保管。ついでに病院も、耳と口の先（目と鼻、より、少し向う）。この病院は、治療費は、ひとまずワタシが払うことになってるらしく、ウチ金しか払ってなかったので、残りを支払いに行く。その足で先方の会社に連絡して、自転車を引き上げる旨、伝えると、総務の方がビルの前で待っていた。車を使う仕事柄、この手のトラブルにはきちんと対処するのだろう、あたりの良いおじさんだ。「これから修理の見積もり取りに行くんです」と伝えると、ワタシも行きますとのこと。「全治一週間」の身だし、自転車は「壊れてる」ことになってるので、乗るわけにもいかず。暑い中、タラタラと引いて行く。道中、いろいろと話をしたが、こんな事故で、相手がまともで良かった。小田急代々木の踏切から、北参道こえて、ナルシマまで。ひとまず、いろいろ見てみましょう、っていうことで。よろしくお願いしますです。

北参道から、副都心線経由で帰ったので、池袋でエチカだかなんだか、よくわからないショッピングモールに迷い込んで（ホントに駅って苦手なんです）、涼しげな手ぬぐいを見つけたので、お土産に買って帰る。

左肩は、どうも打撲したキズのある場所とは違うところが、青くなってる。どう考えても、肩の捻挫ってところだな。

 

まだ痛いね。

歳をとると筋肉痛も翌日、翌々日に出てくるなんていうけど、それとは別に、こうした事故の衝撃と言うものも、北島さんのご指摘のとおり、後から出てくるもの。当初痛かった左肩（打撲部分）、右ひじの痛みは、さほどひどくはなってないものの、ほかのところがちらほらと。ぶつかった状況的に、開いた扉に、ハンドル左手をすくわれた格好で、突き指ならぬ、つき腕状態。そのインパクトの瞬間は、ハンドルのバーエンドがそのまま、左足の腿に突き刺さるようにぶつかっていて、大腿四頭筋に、くっきり丸い青たんが浮かび上がってきた。聞くところによると、バーエンドのキャップをしてないと、こうした転倒で、フトモモにグサッといっちゃうことがあるらしい。ハンドルバーむき出しの、ノーブレーキピストのお兄ちゃん方、気をつけてねー。

ほとんど痛みのなかったはずの右腰と右ひざも、やはりそれなりに打ち付けていたようで、じんわりと痛くなってきた。幸いにして首なんかになにも出ていてないので、このままよくはなるんだろうけど。

とはいえ、一番痛いのは、やはり左肩（つき腕部分）で、あがりにくいし（腕時計を見る姿勢がきつい）、「合掌」のポーズで力を入れると、中のほうがズキッとくる。顔を洗ったあと、タオルで顔を拭くときなどに、左側が力が入らない状態。

ま、仕事にまったくといっていいほど支障がないのが救い。天気がいいのに電車の通勤はバカバカしいけど。

痛い。

自転車通勤歴13年、自慢じゃないけど、かなりの危険予測はできていたつもり。なのに。 

今日夕方の打ち合わせを済ませての帰宅途中、代々木の小田急踏切手前で、

路駐の車の右扉が突然開いて、左ハンドルを取られて転倒。

握ったブラケットと扉に挟まれた左手の親指、左肩への衝撃、そして転倒した時の打撲、軽い擦過傷。

 ヘルメットも割れておらず、アタマは大丈夫。

前方は、小田急開かずの踏切で、しまっているのは確認済みで、しっかり減速中。

路駐の車に対しても、十分な間隔を開けて走行していたのですが、路駐先頭のこの車、かなり

ガードレールから離れて止まってました。不覚なり。

 

すぐそばの会社の車で、警察呼んで事故証明とって相手もきちんとした対応で、

踏切向こうのJR総合病院にて手当て。

 

相手の会社の総務からも連絡もあり特にややこしくはならなそうですが。

ひとまず、左肩が痛く、診断書的にも全治一週間なので、しばらくはお休み。とほほ。

しかしまあ、レーパンに半袖ジャージ、ロードレーサーって言うだけで、「スピード出るんでしょ？」とか

「速そうだよね」とか。医者もケーサツも、そんなことしか言えんのかい！。偏見だなまったく。

そんな偏見を世間に植え付けている暴走自転車が、私は憎い。

もうひと揉み

土曜日は自ら6時発の案内も出したことだし、じわっと蒸す中を出発。オデキ復活の大木さんに、あすはレースの浅倉さん、小村君、と、ワタシ。レース前で抑えめ宣言の浅倉さんとは対照的に、大木さんが牽く牽く。調子よさそうだなあ。私はと言えば、ローテの順番はこなすものの積極的には牽かない、良くある逃げグループのやなやつ的な走りがせいいっぱい。いかんですね。とか何とかだましだまし走ってるうちに、シフトチェンジの衝撃がペダルから腰へ強烈な一撃。その後も信号スタート時のクリート嵌めるのもビビる雰囲気の腰の爆弾に、レース前離脱の浅倉さんに続いて、高坂でワタシもリターン。トモローでほぐし休憩を入れてとぼとぼ帰る。それでも80kmは走って、家に帰ればまだ9時前。レーパンのまま、枝豆直売所へ直行。旬を迎え、どんどん実のつき良くなる枝豆をふた束。朝どりの甘いトウモロコシを5本。ここ栗原に越してきて病みつきの夏の味覚です。大きめのボウルに溢れんばかりのマメを取った後、先日グッドタイミングでゲットした扇風機を引き取って、その足で接骨院、股裂きストレッチ。良くなってるハズ、ですが。

レーパン限界

通勤で自転車乗り始めたころは、レーパン姿というものに抵抗があり、中途半端な半パンなどはいていたりして、町なかでたまに見かけるぴちぴちレーパンなおじさんたちを、みっともないなあなどと心の隅で嫌がっていたものだが、だんだんとその機能性を理解するにいたり（というよりは単に歳をとってずうずうしくなっただけ）ま、大概の場所には出入りできるようになりましたね。練習帰りに志木のマルイでジーパン買ったこともあるし。

んなわけで、金曜は朝一の打ち合わせからの移動中に、六本木ヒルズに寄って、展望台でやっている砂田ユズルの写真展。この手のものは、やっぱり印刷にはないリアリティがあって、写真はやっぱり写真で見ないと、ってところもあるし。わかってはいるけど、『アルプデュエズを登るパンターニ』というのは、何度見ても鬼気迫る何かがあって、コンタドールのほれほれダンシング、とは違うよなあってオールドファンのため息。一緒に展示していた、「別府の実車」のレディオシャックTREKもリアルで感動しました。あー、日本人のいないツール・ド・フランス。。原発大国としては、今年のツールに日本人は出てほしくない、のかあなあ。ユーロップカー、全員フランス人って。

天は人の上に人をスクラブ洗顔（意味なし）。

８０％の降水確率において残り２０％は晴れるということにしてあげたとして、それで天気予報になってんのか？ってなもんで、土曜日はおっかなびっくり起きてみれば、雨なんか全然降ってないし、腰も少しはマシだし、一丁走ってこなくては。6時の案内には結局、反応してくれた浅倉さんは来ず、かわりに山ちゃん登場で、サシ練です。昨日の強風が微妙に残ってるような向かい風だったり横風だったりするなかを、どうにか平地は走れますが、登りは全然ダメダメ。ほぼ一カ月、産休状態だし腰痛いし、仕方ないですね。鳩山熊ローに続いて、こちらもテンチョー交代した亀ロー（お金の出し方にうるさかったテンチョ）で休憩後、7分遅れの物周だという浅倉さんに合流しようかなの山ちゃんと三段坂で岩殿へむかってワタシはそのままスルー。大東坂を上ってくる6時半発の皆さんとすれ違い、その後シロクマジャージのお二人と合流しながら、おかげで垂れずに帰りつく。

早く帰ってまずやることは、猫のシャンプー。夏を迎えて抜け毛がすごいので。で、やることその二。帰りを待ちかまえていた航のリクエストはプール。確かに猛暑日もありましたけど。今日はそこまで暑くないんじゃないかい？と言っても聞かないのがコドモってやつで、すでにフルチンだぞ。仕方がないのでビニールプールにポンピング。なんか、今週空気入れてばっかりだな、俺。

９０％だったはずだが、雨はこのまま降らないと決め込んで、午後は航を連れ出して、ストライダー輪行で小金井公園へ遠征に出かける。駅方面に抜ける道をママチャリで走行中、なんと視界の先に、見覚えのあるおじいさんが、たった一枚で、ハダカのまんま、路上にうずくまっていたので、やさしく保護してあげました！。

公園では、ちびっこ用のサイクリングロードを一緒に走り（腰にひびくぞ）、30分150円のハンモックで遊んだり。こうして久しぶりに来てみると、広いですね。花見に来て以来、10年ぶりかな。突然の土砂降りに雨宿りなどしながら帰りました。親父ヘトヘト。

 

では一句

パンクして

替えたチューブが

古かった。。。

 

武蔵関の八百屋さんの前を通過直後、何かが引っ掛かったような音がして、まもなく、後輪がベコベコ。替えて間もないはずのタイヤにしっかり3ミリほどの傷が出来て、見事に空気が漏れていた。適当な日陰に避難して、自転車裏返したら、段ボールを留めるデカいホッチキスの針がワイヤーにぶらさがってました。

 

ワタシにとってチューブ交換など、屁でも無し、手際よく交換して、小島よしおのポーズで空気を入れたまではよかったが、あろうことか、替えたチューブが古かったようで。

 

以前、ファンライドで金城さんとの対談でもあったように、通勤では、めったにパンクしないしね～、って、タカをくくってたかも。スペアも一本しか持ってなかったし。ひょっとしたら、以前の交換のときに、穴のあいた方を丸めて突っ込んで、そのままだったかも、かも。帰ってくると忘れてるんだな、これが。ガックシ。

 

昨日は朝の雨にフェイントかまされるし、今日はばっちり晴れたのに、この有り様。自転車通勤なん年やってんだろね。

武蔵関からの各駅停車は、空いてて涼しいざんす。と、負け惜しみ。

ヨーツー

下の子が生まれると、上の子が赤ちゃん帰りをするとかしないとか、3つ違いの妹が生まれたときのワタシにはそんなことはなかったぞと、勝手に思ってるだけなのかも知れないし、まともな記憶がまだなかっただけなのかもしれない。母乳にすべての成長の糧を頼っている赤ん坊に、母親の存在を持っていかれてしまうのはどうしようもない事実であって、4歳足らずの航にとっては、多少なりとも気持ちのやり場がなくなるのは、父親のワタシも重々理解はできるところではあるが、これがまた、「抱っこ抱っこ」という形になって出てくると、腰痛に大いに悪影響となってしまうのであった。立ち上がるたびに北京原人のような腰の引けたしんどい立ち姿でへこへこ歩く姿は、とにかく情けなくも辛い。自転車にだけは何とか乗れるものの、降りる時も、自転車にしがみ付いて、よっこらしょ、って感じ。

夜のうちの雨も上がり、櫂の誕生以来、三週間ぶりに週末に乗りましょうと、7時前に家を出たが、まーとにかく腰が辛くて、痺れてくる。あんまりひどいので、上江橋の手前でUターン。ふらふらと帰宅。いかんなあ。

 

Everyday、 ジテンシャ

梅雨入りは早かったし、加えて台風も来たりしての雨続きであったが、先週末からは晴れ傾向。と思ったら、今朝は雨。とはいえ雲の様子はたいしたことなさそうなので、このくらいなら、小雨を突いて、ジテンシャでGO。ほぼ毎日乗ってる割には、メンテナンスがおろそかになりがちな通勤号ですが、先日まっ平らになったタイヤも交換して、グリップもバッチリ。古いものこそ、丁寧に手入れをしなくてはいけませんね。45歳の体もいたわらないと。