オリックスの清原が来年も2億8000万なんだそうだ。こんな閉じた日本プロ野球の世界でもこの数字。イヴァン・バッソは2億らしいが。それだけ日本という国の経済規模が大きいということなのだろうか。いや違うな。こうして日曜の朝にのんびりテレビを見ていると、「喝!」などと叫ぶおじいさんがふたり。うーん、とってもいやな感じ。とてつもなく考え方が閉じている気がして、ホントにいやな感じ。
清原は40歳を迎えて「もうひと花火」なんだそうだ。もっと歳くった選手にクドウ。火種が落ちる前の線香花火が時折光を放つような勝ち星をあげてはスポーツ新聞に「おやじの星」調に書き立てられているのも納得いかない。クレメンスとか、ランディ・ジョンソンとか、誰が見てもトップを維持し続けてこそ「おやじの星」であって、クドウなんかは自分の実績や実力を過信して現場にへばりついている嫌なおやじ以外の何者でもない。王貞治は40本のホームランが打てなくなって引退した。最前線にいられなくなったことを自覚し、その輝きを失うことなく退き、後進をリードする。最近、そんな選手がいなくなったと思う。ずるずると200勝をあげるために醜い姿をさらしていた堀内は、当時の新人桑田にはまったく言うことを聞いてもらえなかったそうだし。
ま、そんなことを言ってる自分は特にピークもない人生であるが。まだまだ世界が開けていけそうなことだけは確かかな。
コメント