栗原だより

寒いのは勘弁

暖房は人を堕落させるというありがたいお言葉を、どこかで読んだ気もするし、読んでない気もする。我が家の暖房器具はガスストーブであるが、何月まで仕舞えないのかというくらい、ここのところ寒い。猫はコタツで丸くなるはずだが、我が家にはコタツがないので、ストーブ横のご主人様のひざの上で朝から伸びまくっているのであった。やはり暖房は、生き物を堕落させるのかも知れない。

ってーわけで、今日も午後からしとしと降ってますな。先週焼けた二の腕がかゆいのが恨めしい。あーカビ生えそ。

不順

なんだ、今朝は晴れてるじゃん、なんて思ってても、天気予報もそうそうはずれるものでもなく、昼くらいにはきっちり雨。いまどき、雲がばっちりレーダーに写るし、地軸がねじまがって風向きでも変わらない限り天気予報も当たるのが必然。気象予報士の資格を取れるほど勉強すると天気についてどのくらいの判断ができるものかは知らないが、ひまわりの画像を見れば、とりあえず素人でも今日明日の雨かどうかぐらいは大体察しが付くというものだ。しかし雨だけならまだしも、とにかく寒い。仕事上スーツな今日、コートはクリーニングに出してしまっていて背広だけで出かけるさまは、まだ冬を経験していない 新入社員のような落ちつかなさだ。もっとも、スプリングコートなどという、すかしたものは持ち合わせてないが。
どちらにしろ、日、月、火と自転車には乗れるわけもなく、予報では明日も雨なわけで、憂鬱極まりない。せめて前向きなことを探せば、けなげにも咲き揃った我が家のチューリップが長持ちしてくれそうだということくらいか。こんな状態でもっぱら気になるのは週末の群馬だが、天気だけは回復しそうで一安心。出走リストには、馴染みの名前がチラホラと並びDクラスなりのキビシー戦いが待ち受けてるはず。52歳の江戸一大将を筆頭に私の41歳も●番めの高齢（高齢って書くとやだな）。なんとか、10代表彰台独占は阻むべし。
ま、乗れないのは割りきるとして、寒さには気を付けて風邪だけは引かないようにしないと。

おめでとう、おめでとう！

あけて日曜日は、大学時代から20年以上の友人の結婚式でした。大学、さらに会社も数年間一緒で、その後もこちらがはまった自転車に彼も引き込んだりの、長い長い友人です。めでたいです、うれしいです。

おっしゃれーな神楽坂のレストラン。静かな人前式のあと、新婦のお仕事関係の上司（？）ということで出席の、このところすっかり自転車にはまって有名になってしまった大物ロックシンガー（注：なぎら健壱ではありません）の世界平和へ愛をこめた乾杯の発声で披露宴。天井の高い明るいレストランでおいしいおフランス料理。その後も、新郎の側の友人と言うことで出席の、こちらもやはり一部のひとには自転車好きで有名な、紅白出場大物ブルースシンガー（注：なぎら健壱はフォークシンガー）の祝辞もありの、にぎやかな、しあわせな宴でありました。友人の結婚式で、つい涙が出そうになってしまったのは、歳のせいでしょうか。いやもう、ほんとにおめでとう！。

パンクばっかり。

鶯のさえずりで目を覚ますと、濡れた路面を残して雨は上がってばっちり晴れ。ヌテラ塗りたくって腹ごしらえして、半そでにアームウオーマの軽装でGO♪。しかしヌテラのチョコ風味、お子ちゃま味で、食べ過ぎそうですな。秋が瀬で浅倉さん、細沼さんと一緒になって着いた運動公園には数えたくないくらいたくさん。八ヶ岳に向かう車で参上の岡部さんから、Polarの台座いただきました。ありがとうございます。

さて今日はHIDE練と亀井で合流なので遅れては失礼。いそいそと出発。殿岡さん、松村さんと先行して走ってると、後続がまったくこない。誰かパンク？。雨上がりはこまりものですね。人数もそれなりなのでそのまま走っていると、上大屋敷手間で松村さんが10円発見。後ろから私がGET。ごっつぁんです。その直後、川ロー手前で松村さんがパンク。困ったときはお互い様なので、お手伝い。フロントホイールから僕がタイヤを外していると、なんとリヤもパンク発覚。その間に後続隊に抜かれる。ちょうどサポートカーのように併走していた岡部さんの車から、足りないチューブなどを補給できて不幸中のラッキー。ちなみにタイヤには小さなガラス片が刺さってました。待ってくれた細沼さんと3人で、リスタート。今度は大東坂で細沼さんがパンクです。少し遅れるかもと奈良さんに電話して、とにかく亀ロー到着。結果的にはさほど大きくは遅れなかったようですが。

ヤマザキデイリーでHIDE練と合流すると、これがまたすごい人数で、血液型別に分けるとか（笑）な意見も出たが、とにかく周回スタート。少しは分けないとと、最後尾から松井、河野、杉本、コミナトで走り始める。しばらくして松井さんが離脱。ついで河野君も？（チェーンが外れたそうでした）。で、杉本さんはこのコース初めてなので、私がアシストさしあげなくてはならなくなって、二人で走る。せっかくの周回練で先頭グループに合流できなくては意味がないので、コース認知のための1周目のあと、2周目はショートカットで合流を図るが、あと一歩のところで先頭集団は行ってしまった（かなり速かったらしい。。）。仕方がないのでもう一周、ショートカットで調整する。今度はバッチリこちらが先行気味なところで、逃げる大浜、追う屋代、松村の三人にうまく連結。しばらく付けたものの、やはり速い。私は力尽きましたが、杉本さんはついて行っちゃいました。さすがー。アシストは役目終了って感じ。結局その後もう一回のショートカットを含めて7周ほど。前半3周の2人走行が結構きつかったかも。HIDEさんたちもありがとうございました。周回中も、松村さんが3回目のパンク。ボンシャンスの方（小室さん？）もパンクしていて、やはり雨上がりはたいへん。

南回りで穏やかに帰って164km。ハネで汚れた自転車をきれいにしてると、僕のタイヤにも細かいガラス片が3つほど埋まってました。自分の体もきれいにして、夕方から北与野でお通夜。かなりしんみり。

甘いものには目がない。。

NHKスペシャル、松田聖子。いまいちでした。男女雇用機会均等法世代論に無理やり結び付けなくても。そんな松田聖子のヒット曲のひとつ、スイートメモリー、すなわち「甘い思い出」。ウチの田舎では、方言で「すっぱい」のことを「すいい」というのでどうも、すいーと＝すっぱい、と認識しがちなのでした。スイートメモリーと聞いて、甘美な思い出ではなく「やっちまった的な、酸っぱい経験」な気がするのは、おそらく僕だけ。

甘いといえば、昨日神楽坂に行ってきた由紀が、復活した不二家の「ぺこちゃん焼き」を買ってきた。当然存在は知っていたが、たい焼きの形がペコちゃんなだけだろうくらいにしか思っていなかったが、これが非常においしーかったのでした。一般的たい焼きより、小ぶりなのと、顔の立体感も手伝ってか、皮がよく焼けててパリパリ感が強く、生地自体もすこし洋菓子風味で、とってもようがす。ただ、やっぱり顔がモチーフなもんで、白目と黒目の区別のない表情はちょっと怖いかも。甘いものには、目が、ない。。

練習に行く日の朝は、普段と違って、トーストに蜂蜜。情熱大陸以来、って人も多いかと思われますが。先日ミーハーついでに、ヨーロッパのロードレーサーの大半が目がないという、「ヌテラ」を荻窪のカルディで見つけたので買ってきた。チョコ味の甘～いクリーム。明日の練習は、ヌテラでGO。

なんとも。。。

私の仕事も今やMacintoshなくしては成り立たない時代であるが、社会人になってからの6～7年くらいは、まだまだ世の中にコンピューターと言うものが浸透しておらず、カタログ、広告、テレホンカード一つ作るにも「版下」というものを作っていた。そのころに非常にお世話になっていた方がこの10日に亡くなった。まだ60歳。今ではパソコンでぱかぱか打ち込める文字も、写植を打ち、台紙に水平をみて貼り付け、字数の合わないところは、一文字ずつ切り貼りして整え、ドラッグ一発で描ける線も、ロットリングペンと定規できれいに引いていく。特に曲線は雲形定規とガラス棒を駆使して、それはそれは手際よく仕上げてもらったものだった。この業界に限らず、腕のいい職人ほど、機械化・コンピュータ化に消極的で、つまるところそれが結局乗り遅れてしまう原因となってしまったパターンの人だった。

最盛期は東銀座の小さなビルながら2フロアで営業し、数人のフィニッシャーを雇い、僕などがお邪魔して、仕事が押してくると隣の寿司屋から出前を取ってくれたり、怪しい●ィリピンバーに連れて行かれたり。コンピュータ化が進み、バブルもはじけ、仕事も減り、オフィスを撤収し、最近は自宅で細々と仕事をしていたそうで、年末に肺ガンで病院にかかったと言う話を聞いて、心配していた矢先だった。一月ほどまえに電話をしたときの声はまだまだ元気そうだったのに。陽気に酔っ払ったときの笑顔は、ずっと忘れられないと思う。ご冥福をお祈りします。

毎日毎日

朝はいい天気なのに、午後から雨で寒くなる。この間の4月の雪以来、このパターンがつづく。今日もそれ。午後14時過ぎから会社を出て事務所を二箇所。二件目の四ッ谷に着くときには本降り。予報がそうだったので当然電車移動なのですが、これがまた毎度面倒だし、ストレス。山の手線で、サラリーマンとつれのOLがラスクをカバンから出して食って、ひざ上にこぼれたくずを、ばさばさと床に払っているのはなんなんだ？。最近、電車で平気で飲み食いする人が増えてる気がする。こんなのをイナカモンっていうんだろう。別に田舎出身者じゃなくて、「行いがスマートじゃない」ことをさして言う言葉。都会で洗練されるってことも、もうないのかも。

例の広告は、とっとと撤去されたらしい。アタリマエだけど。すかしてピストに乗ってるのもイナカモンってことだな。

そりゃ問題ありでしょ。

NIKEの。「ブレーキなし。問題なし。」だって。そりゃ「常識なし。」だな。前後に制動装置がついていない自転車は道路交通法的にNGで公道を走ってはいけないのだし。某ハシケンも怒っていたな。都心を通勤路にしている私は、こんなピスト野郎にしょっちゅう遭遇するが、だいたいこの辺の輩は、ヘルメットはほぼ100%かぶってないし、交差点のかわし方（通り方ではなく、かわし方なのだ）もひどいし。iPodも必須だな、奴らは。no blake,no ploblem.おまけにno music,no lifeだぜ、俺たちは的な、いけ好かないヤローが多い。自転車に限らず、バスケットの3on3に端を発したような、ここんとこのNIKEの広告展開の一方向としてある「ちょっとワルな、ストリート系のライフスタイル」礼賛なファッション面だけを煽るやり方はどうなんだか。

売れればいい、のか。JR東海は喫煙車両を売りにして、飛行機からの客奪回を目指すのだと言う。何を考えてるんだか。こんな見当違いなビジョンを出す一方で、労働力は派遣や外部に丸投げして、中身がスカスカな企業ばかり。駅のキオスクはベテラン店員を辞めさせちゃったら、結局閉店せざるを得なくなってるらしいし。週刊誌1冊やガム1個くらいでいちいちバーコードぴっぴってやられても困るんだよ。電車来ちゃったよ、行っちゃったよ。コンビニも店にいるのはバイトばかりだから、子供がエロ本立ち読みしてても注意もしないし。誇りを持って仕事をしたいものだな。

お休みのようでお休みでない

気を抜くといつの間にか分厚くなってしまうサイフを整理していたら、図書カードが1500円分あることに気がついて、立ち読みでは申し訳なかった今月号のFR誌を購入して熟読。ふーん、ははーん。

さて会社は計画的に今日は休暇なのであるが、単なる休みではなく、それはそれで行かなくてはいけない場所もあり。それでも昼間はウチで飯が食えるくらいの時間の流れで、食後に近場の「西松屋」に行ってみた。いやー、すごい。赤ちゃん向けの洋服なんて今まで人への贈り物でしか買ったことが無く、デパートのお高いものしか見たこと無かったので、この世界はすごい。現実がそこにある、って感じ。なんだか安心もしたような。他の客の連れてきているであろう3歳くらいの女の子が、何度も何度も店の中を巡っては、何度も僕らのところに来て、由紀のおなかをじっと見つめている。わかるくらい大きくなって来ましたか。

午後もまたちょっと出かけた帰り。荻窪駅前の交差点で、久しぶりにいい感じに折れ曲がった1円玉を拾いました。そういえば、破れたお札は銀行で換えてくれるというのに、硬貨はダメなんですかね。

自分のことは、自分でやろう

日曜日、穏やかに早帰りしたのは二次会ぱーちーのためでもあったが、もうひとつ「少しくらいは自分でいじろう」と言う今年の目標を実行するべく、5,000km越えてしまったチェーン交換のためでもあった。先日ナルシマで購入したチェーンとチェーンカッターと、メンテ本。ふむふむってな感じでまずは古いチェーンからピンを押し出す。へー。プーリーなど少し掃除して、新しいチェーンを通して長さを見て、新しいピンを、押し込む。む、む、押し込みすぎた。。。シマノさん、2本つけといてくれてありがとう。再チャレンジ（by安部政権）で今度はちゃんとできました。ほ。少し長い？ちゃんと回るし変速もするので大丈夫でしょう。汗と油で汚れた体を流しにお風呂に入ったら、腕のあたりがヒリヒリ。結構焼けましたな。

ぱーちーのためにスーツに着替えたら、顔の日焼けも結構目立つ。髪も半端に伸びていて、まるで帰ってこない許婚を追いかけて都会に探しにきた年食った青年団なおっちゃんのようだす。気をつけなくては。

30代末期同士のカップルの2次会は、穏やかなもので、こういってはナンだが、いわゆる2次会パーティーな華やかさには欠けてますかね。華は求めてませんけど。これ以上は言いませんけど。僕もそんなうちの一人だし。でもみんな着席できてラクでよかったです。最後にビンゴも当たったし。ハナといえば、我が家の玄関前の花壇、去年咲いたチューリップの球根を掘り上げて、ちょっと遅かったけど1月に植えていた。ものの情報によると、翌年そのまま咲かすのはむづかしいとのことで、時期も悪かったし、暖冬だったし。葉っぱばかり伸びて、仕方がないかなと思っていたら、しっかり蕾がついてました♪。咲きそろったスイセンの手前に8本くらい。毎朝眺めてはニヤニヤしてる今日この頃。