もうすぐ年末。地方出身者のワタシにとって、盆暮れの帰省は、この不景気の昨今、交通費的に非常にアタマの痛い問題である。東京圏から、わが故郷下関まで、一番負担のすくない交通機関はなにか。
車。我が家にはマイカーはないし、総走行距離1100kmと言うことを考えるとまず現実的ではない。飛行機。まず羽田までの電車に時間が掛かるのと、何かと時間前の手続きがあったり、先地山口宇部空港からはさらにバスもしくは電車で1時間半。トータルすると、時間的なアドバンテージはあまりない。ということで、結局選択肢は「新幹線」に限定されるのだが、これがまたちっとも安くない。これだけの長距離で、いまどき2割、3割は当たり前じゃねーか、と思っていたら、10月下旬の新聞に、「JRが過去最大の割引」なる記事が出ていたhttp://www.asahi.com/business/update/1022/TKY200910210548.html。お、これは、と思いたち、早速EXPRESSカードなるものを登録し(年会費1000円)、どんな風な予約システムなのかを試してみた。が、便を選び、席を決め、「人数選択」で「おとな二名」を選ぶと、次の画面で「ご利用できません」と来た。何度やってもおかしいので、隅々までわかりにくいサイト構造の説明を熟読してみると「会員様本人のみのサービス」なのだった。新聞やらWebやらの記事では「会員むけ」とは書いてあるが、「帰省時期に」というフレコミであれば、「家族で」と思うのは当然ではないか?。不当表示ではないのか?。1000歩譲って、別のe割引だとかであれば、複数予約ができる、らしく、ついでに10月後半からの設定期間内の土日祝日、年末年始には「早得」なる割引があるとのこと。これもやってみると、「東京-新下関」で入力すると該当する便がない。調べてみると「東京-新大阪」、「東京-新神戸」など区間が限定されていて、我が家のような長距離帰省にはそぐわない。おまけに「乗車券もセットで購入が条件」とある。まてよ、ウチはいつも乗車券は「往復割引」だったはず、と思ってよくよく見直してみれば、限定されている区間は最大でも600kmを越えておらず、すなわち「往復割引」対象になっていない区間なのであった。つまり、往復割引ですでに割引してやってんだから、ほかに割り引き受けようなんて虫がいいぜ、と言っている。さらに、帰省しようと思っている日程を見ると、とどのつまり、この対象期間にもなっておらず、まったく意味無し。この記事で「年会費1000円」、全国でどのくらい集めたんでしょうかね、JRは。マスコミもグルの詐欺だよ、まったく。
JR東海と、JR西日本を乗り継ぐことに原因があるのでしょうか。
でも理不尽というか、10,000歩譲っても客を舐めてますね。
第二のJALにならなければ良いのですが。
投稿情報: amat | 2009年11 月26日 (木) 21:56