毎年この季節になると、この日記上でブツクサ言ってる気もするが、今年も「春の交通安全運動週間」が始まったようで、普段はなにをしてるのか、警察官があちらこちらに突っ立っているほか、主だった交差点では、町の長老たちが退屈そうな顔を並べてお茶を飲んで世間話をしている町内会の簡易テントが、視界を妨げている。にらみを効かせているような顔のケーサツ官の背中では、歩道を猛スピードで突っ走る自転車、ケータイを操作しながら走る自転車。手前20mほどの信号では、無視して突っ切る自転車ばかりだというのに、取り締まる気のカケラもない。安全週間の初日だった(ようだ)日曜日、テレビでは自転車の安全について、ってことで、ツルミシンゴまで駆りだされて渋谷辺りでイベントをやっていたようだが、あいも変わらず「安全マナーを守りましょう」程度のぬるーい指導。なぜ「自転車は軽車両であって、交通法規の下に法令である規則を守らなければならない」と強くいえないのか、そして違反者には反則金を要求しないのか。マナーとかルールとかの横文字に誤魔化されて、その本意が何も伝わらないし、守られていない。交通反則金の使用途が世の中に明らかにされてないという話も聞くが(収支決算くらいはHPなどで公開するべきだろう)、この際、街中の違反自転車を徹底的に取り締まれば、消費税も上げずに済むくらいのお金が集まるんじゃないかと思うくらい(財源的にスジが違うんでしょうけど)。おばちゃんや、子供(高校生に至るまで)は免許も持っていなければ、交通規則をまともに学んだこともあるまいが、だからといって公道を野放しにされては困るのである。免許を持っているだろう大人も、自転車に乗るとなると一気にその意識がなくなるのも事実だし。もっとも、自転車に乗ったケーサツ官のフラフラと歩道を走る姿が、加藤茶のコントとなんら変わらない現実では、取り締まるのも無理なのだろうが。
【訂正】軽車両には、いわゆる反則金はないようです。しかしながら、それを上回る罰金・科料が課せられます。
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