家族が増えれば当然家族同士の関係性というものも生まれてきて、息子も成長して言葉も達者になってきたりすると、大人のこちらがカチンとくるような物言いもするようになり、ついついこちらも感情的になってしまったりする。
昨晩も、後で考えればどうでもいいようなことで、叱ってるうちに、ヘンに引っ込みがつかないような状況になり、寝付きも悪く、朝起きてみれば、意外に根に持つタイプの長男は、またしても憎まれ口を叩きやがって、家を出てもとにかく心持が悪い。おまけに日曜日のジョギングの影響をいまだに引きずり、足ばかりでなく腰も痛い。今朝は立ち寄りでいつもとは違うルートで電車に乗ったのだが(昨日の雨で置いて来たので)、まあ、とにかく座りたくても、なぜか私の前の人は降りないの。
そんなこんなで立ちっぱなしのママ降りた赤羽橋の駅から、目と鼻の先の立ち寄り先のビルまで、ややもたつきながらふらつきながら歩いていると、信号待ちからのスタートに遅れたと思われる、マンガに夢中なサラリーマンが後ろからせっついて来て、なにかいちゃもんをつけてくるので、こちらも、「フツーに歩いてるのに、なにか用か」とやや強めの語調で答えると、そのままぶつくさ言いながら、私の目的のビルに入っていった。訪問先の社員であってもマズイし、このご時世、護身用のナイフなど持たれていても困るので、それ以上は放っておいたが、これもまた朝から気分が悪いのである。
こんな日はいい日ではないなあと思いつつ、打ち合わせが終わって会社に戻る道中も異常に眠いし、だるい。これはもう単なる筋肉痛ではなく、風邪の症状も上書きされているにちがいない。昼間ののどかな時間、到着した駅のホームのベンチでしばしうたた寝して英気を養って午後の労働を何とかこなす。
微妙な頭痛も抱えつつ、昨晩置きっぱなしにしていた自転車にまたがって、ほんの数百メートルの交差点。左折を控えた信号待ちで、左手前に自転車にまたがったまま、ケータイに夢中なサラリーマンを認識していながら、前方青になったあと、ヤツはまだケータイに夢中で動いてないと読んで、左折しかかったとたん、後ろに衝撃を感じ、そのままほぼ立ちゴケ状態。右ケツを強打し、受身的に出した右手のひじと手の腹がジンジン痛む。ぶつかって来たヤローは、申し訳ありませんの平身低頭ではあるのだが、ケータイみてたのは事実だし、相当にむかっ腹も立ってきたのだが、交差点侵入時の歩行者自転車に対する(俺も自転車なところが解せないが)車両の動きとして「一時停止」していたかというと、そうではない負い目もあり、ぐっとこらえて、昨日の今日で少しは早く帰りたかったし、その場は過ごして帰る。
9時過ぎに家に帰りついてみると、ついさっき寝床に入ったはずの航が、二階から降りてきて、「おとーさん、お話しよう」とまとわりついて来た。彼なりにもなにか気まづさを感じていたのか、そのまましばらく話をした後、安心したように寝床に戻って行った。Jsportsをつけてみれば我らがユキヤ君も三人で逃げているし、ま、悪いことばかりじゃないのだ。
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