結局今朝も4時半に起こされてしまったが、そのままおんぶしてパソコンなど見ていると、櫂はまた寝てしまって、こっそり布団に降ろす。その間に、自分の食事やら洗濯やら。二度寝した櫂は、結局7時ころに本格的に起きて、食欲旺盛。
ひと段落して、今日は防衛大学病院に、二日分の入院費用を支払いに。ウチから所沢までは、11kmほど。櫂を乗せてママチャリで。三月の末に、航空公園に航と二人で行った道をトレースすることになる。小金井街道を北上して、柳瀬川を挟んだアップダウンは予想外にきつく、後ろから「嫌いー」と泣きながらついて来ていたのが、公園に到着したら、看板の「『航』空記念公園」の文字をみて笑顔になった道だ。公園の木陰を抜け、病院着。会計だけなのですぐに用は済んだが、早起きのままの行動は結構きつく、しばらく病院のロビーのソファで休憩してから引き返す。路面の震動が適度に眠気を誘うのか、櫂はぐっすり寝てしまい、帰宅後も13時過ぎまでグー。午後は幼稚園に手続きに行こうかと思ったが、この暑さの中、また赤ん坊連れで出かけるのも躊躇され、そのまま、家で過ごす。この事態になってからの家計簿をEXCELにまとめたり、坊主からボーボーになって来た櫂のアタマを散髪したり。ポストをのぞくと、高校の部活の後輩から、富士山頂のお守りが届いていた。力をください。
夕食中、呼び鈴が鳴り、お向かいからお見舞いにゼリーをいただく。状態がよくなっていることが報告できて、うれしい。
9時前に櫂を寝かしつけた後(おんぶしなくても寝るようになった!)、ミシンを引っ張り出して夜なべ開始。この先元気になってベッドから出られるようになったときに、カテーテルにつながる器具を入れて首から下げる細長い巾着袋が必要なんだそうだ。2005年のツール観戦の時にGETした、クレディリヨネの黄色いナップサックタイプのサコッシュ。ややヘタウマ気味なランス・アームストロングらしき選手のTTバイクを駆るイラストが描いてあるものなのだが、これを由紀から聞いたサイズにカットして、ミシンの針を進める。使い古した布の体へのあたり加減がよかろうと言うことと、なにより、ガンを克服したアームストロングのゲン担ぎである。縫い終わり、もともとサコッシュについていた紐を通して完成。
由紀から電話があり、大部屋への引っ越しが金曜に決まったらしい。大部屋へ行けると言うことは、それだけ状態が安定して来た証でもあるのだが、今の航の精神状態で、大丈夫か少し心配。そのために、明日一旦、昼間に由紀が帰宅するかもとのこと。短い時間だが、家で少しでも休まれば。
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