栗原だより

芸術点

朝からヘリコプターがバタバタと唸って、街に出れば機動隊が出ているし。なんだかなあと思っていたら、新宿新都心下の交差点脇に浅野史郎の選挙事務所ができていて、そうか都知事選なのかと気づいた。そのまま西口では吉田万三の演説の準備中で、結構なものものしさであった。それにしても、インパクトの少ない候補者ばかりで、たぶん票が割れてしまって代わり映えのしない結果が見えている気がする。

ようやく暖かくなって、おニュウの指きり物手袋を慣らしにしてみたりして。このくらいの気候だと気持ちいい。帰りの新宿の温度表示も22時でも13℃。玄関の扉を開けると妻がデデューになりきって踊っていた。恐るべしシンクロ。

早起きは3本乗っとく？

いえいえ、ローラーには乗らずに実走します。天気予報では「お出かけ日和」と言ってるし。風も弱まり、日中はぽかぽかでしょうなんていうのを真に受けて、6時に家を出てみると、まだまだ風があって、スピードが上がりません（泣）。結局運動公園にはギリギリにたどり着いて、目の前にスタートした皆さんを追いかけて合流。今日も集合（＝出発）は7時です。早いです。岡部、山本、山本、志村、志村、河野、鈴木、大浜、屋代、モリスさんにワタシ。と書くと、一人外国人のようですが、森須さんです、あしからず。二回目の浅倉さんも追いついてきて合流。清澄ではじわっと入ったつもりが、後ろで貯めていたズッキー君にまくられてしまう。こないだまでヒーヒー言ってたくせに、18歳の若さには嫉妬するしかないですな。

亀ロー小休止のあと、倉林さん、遠藤さんも加わって横松へ。あまりゴリ踏みせずに緩やかに行ってはいるものの、それでも登りは登り。ここでもじわーっとズッキー君が行くねえ。おじさんはこの間41歳になったんですよ、だからどうしたってわけでもないんですけどね。定峰方面へ行く大浜さん、屋代さんと別れて、その他大勢は西平から三段坂へ。山本さんにくっついて、2番手で踏む踏む、踏む。しかし三段坂は、なぜかいつも僕が思っているより、長い。岩殿手前でまたしても力尽きてしまうのでした。。それでもレースも近いし、今日は終始穏やかペースかな。

帰り道は、どこから湧いてきたかというくらいたくさんの自転車乗りの皆さんとすれ違いますが、おそらくスタート時間が2時間くらい違う。普通ならこのくらい暖かくなってくる時間帯に走るのが世の中のジョーシキかも。でもおかげで125km走っても昼には帰宅です。早起きは家族の平和の第一歩なのです。お昼ちかくなってようやく風も弱まって日差しも出てきて「お出かけ日和」らしくなってきました。休みの日に朝6時から「お出かけ」する人もいませんから。天気予報的には「あたり」なんでしょう、ごくろうさまです。

そのままの足（自転車）で由紀の実家へ。2月に生まれた甥っ子と一月ぶりの2回目のご対面。びっくりするくらい大きくなっていて、泣き声も大きく力強くなってました。抱っこしてる右腕に感じたおならもかなり力強く、健やかな成長は嬉しいものです。

プリプリペイド

昨日はチェーン交換をしてもらおうと、練習も休んで（そんな理由がなくても疲れて走らなかったけど）11時半の開店時間にTIMEでナルシマに出向いたのだが、なんとナルシマ運動会だかで、お休みでした。がっくし。その足で青山の眼鏡屋さんに壊れたオークリーの修理を出した後、新宿のJOKERに寄ってみたが、「当店か、系列店で購入された自転車でしょうか？」と聞かれて「いいえ」と答えてそそくさと帰る。いいじぇねえかよ、ここでレーパンも買ったし、リムセメントも買ったんだぜ。チェーンくらい見てくれても。「プロショップ」といわれるところには、こういうスタンスのお店がチラホラありますね。なんででしょうか？。チェーンくらい自分で交換しないとダメですね、そうですね。

しかし、日曜も昼間から強風が吹き荒れてて、街中を走るのは、やな感じ。お山に行ってる皆さんもさぞやと思いつつ、家に引き篭もってのんびりすごす。考えてみると今月は月半ばで1000km越えていて、私のような軟弱者にはそりゃ疲労もたまるわいってところ。そんなわけで今日も朝から風も強いのでお休み半分、電車で出勤なのでした。ニュースでもやっていたが、パスモだかなんだか、JRと私鉄がそのまま乗り入れられるようになっていて、品川駅ではいきなりスイカでそのまま京急の改札を通過されてしまったよ。まだパスネット残ってるんですけど、勝手にお金を吸い上げないで欲しいです。だいたいこんなプリペイドで、キオスクで買い物もできるなんておかしいんで内科医？。プリペイド的には単一目的でないといけないんじゃないのか？。しかもJRはこれで相当な額の前払い金があるにもかかわらず、ナンの割引もないのは納得いかない。回数券は1枚お得なのに、絶対おかしい。

世の中、こうやってなんでもかんでも長いものにはランバダ、じゃなかったマカレナ的に統合されていくのはバランス悪くなる一方な気がする。お金はお金。切符は切符。JRとかdocomoとか、なんか牛耳っててやな感じだなあ、ってよく使ってるけど。

I am very tired.

10年前出張で行ったモスクワのホテルのラウンジで、強引に僕らの横に座ったおねいさんの誘いの言葉に断るつもりでこう言ったら、「オー、ツカレテルゥ？」と日本語で返されてあきれたことがありました。

ここ一週間の気温は、この冬全体の平均気温より低かったそうで、おまけに毎日夕方になると北風も強かったりして、自転車通勤の体も縮こまって妙に疲れる。今日の練習は7時発、大周回5周と早いうちから決まっていて、それなりに心の準備もしていたつもりだったが、なんだかカラダがどんより。松井さんの8時半のささやき（叫び？）にも大いに気持ちは揺れたのだが、北風のなか少人数で北上していくのもホネなので、気合一発7時集合。今日も10人くらいは集まっており、物見山に向かう。物駐での合流組も加えて大周回スタートして一周、大東文化大前が工事中で片側交互通行のためストップ。急遽、元祖物周に変更、って10周？。ここの山村女子坂の下りは僕にとってはチョー苦手ポイントなのだが、2周目、下がり気味の奈良さんが、タレ気味の僕を集団に連結スレスレまで引き上げてくれて、そのままラインをガイドしてくれる。こんな僕にとっては涙ちょちょ切れそうなくらいありがたいことで、踏ん張って後ろをついて行く。ん~、ビビリ症は簡単にはいかないが、それでもいつもよりはまともに下れた。ありがとうございます。しかし、大周回一周であったまっていたせいか、物周はのっけからペースが速く（３周で３２分くらい）、あっぷあっぷ。４周目の終わり間際にすでに足を止めた数名の皆さんの姿を物駐に発見して、吸い込まれる。昼の暖かいうちに、由紀と大買い物（米などの重いものメイン）の予定もあり、大周回自体３周くらいのつもりだったので、ちょっと早いが離脱組で帰還の138km。暖冬に調子こいて乗りすぎたか、天城越えの疲れが取れないか、カラダが重い重い。志村さんの言うような「キャンプでとばしすぎて2軍スタート」にならないよう、買い物帰りに、久しぶりに整体へ。爆睡してしまい、四十肩気味の肩につけた電極の電流調整に答えるのも忘れ、気がつくとスタンガンかと思うほど電流がビリビリと体をシビレさせていたのでした。

修善寺1週間前。timeのチェーンも5000km弱まで引っ張ってしまい、変速の調子もよくない。まだ水曜も走れるし明日はおとなしく交換に行くことにした。去年の初戦はメカトラだったし。

ドコモづけ

とはいえ、一度覚えてしまった文明の味は、決して後戻りもできず、このまま携帯ナシではやはり何かと差し支えるので新しく購入しました。FOMAだそうです。おサイフケータイにもなるらしい。使わないけど。それにしてもこの手のものの進歩にはついていけないくらい凄まじいものがあり、たかが4年の間にこんなに変わるものとはね。音がステレオで流れますね、こんな小さいのに。びっくりです。どこをどういじると何がどうなるのかまだよくわかりません。

依存症

ケータイ電話が、壊れた。壊れたというより電源が入らなくなった、というのが正しい症状。昨日の夜、食卓の上で、カップの転倒という事故で、お茶を浴びてしまったのだった。2003年の夏から使っているので（僕的には初のカメラつき）、相当長く使っているうちだとは思うが、その分突っ込んでいるデータも多く、やはりショックではある。あーこうして、また二度と連絡のつかなくなる人が増えるのだと思うと、気がかりなようでもあり、軽くなったようでもあり。

電車に乗ればメールを打ち、ゲームをし、道端では歩きながらメールに没頭している輩をココロのそこから軽蔑し、自動車を運転しながらケータイを操作しているドライバーにはガンを飛ばし、夜道をケータイ片手に逆走してくる自転車には喝をいれ、まったく世の中こんなものに依存しやがって、などと思っていたが、こうなってしまうとうろたえてしまう自分が情けない。未だに携帯電話を持たない人を何人か知っているが、そんな悠然さを少しは見習わなくてはいけないかもしれない。妻よ、今朝まで不機嫌ですまない。

明日は都会に出るので、新機種を探しに行きますか。絵文字とか増えてるんだろうな、やだなあ。

春は名のみの風の

寒すぎ。

昼間はぼちぼちなのだが、夜帰るころになると、風が冷たい。異常に寒い。このところ面倒くさくて靴カバーをしていないのだが、昨日今日の寒さはつま先がシビレマス。帰りは阿佐ヶ谷のケーキ屋に寄り道。今日はホワイトデーなので、いつもと違っておっさんばかり10人くらい並んでいる。というワタシもそんなone of おっさん。

しかし、ここんとこの寒さには参る。周囲では花粉症に加えて今頃になって風邪やらインフルエンザやら。。やられないよう気をつけないと。

乗れている？

今年は3月半ばにして3200kmの走行距離。去年より1ヶ月、おととしに比べると2ヶ月早い到達である。暖冬が理由だとすると、他の皆さんも同じなわけで、自分だけ調子がいい訳では決してない。会社の場所は変わらないので通勤について大きな差があるわけではなく、やはり休日の練習量がぐっと増えている。このような状況を「乗れている」と判断していいものかどうか、何を根拠に「乗れている」などというのかさっぱりわからないが、「乗っている」ことだけは確かなのである。問題なのは、乗ればいいってもんでもなく、41歳の私ごときの体力で、疲労の蓄積が上回ってしまうボーダーラインはどのあたりなのかということだ。疲れの回復には結局睡眠が重要なわけで、春のせいで眠いのか、疲れがたまって眠いのか、とにかく眠い。かててくわえて、朝練などできる人の体力と気力たるや、脱帽ならぬ脱ヘルメットであった。寒さもぶり返してきて、また起きられない日々が続くのか？。はやくしっかり暖かくならないもんですかね。

ナントカ還元水

もうちょっとマシな言い訳もないのかね。

合宿帰りの昨日は午後から晴れてはいたもののすごい暴風。それでもレースだったり、走りに出た皆様、お疲れ様でした。土曜だけとはいっても、天城と山伏をそれなりに走った体はまったりお疲れで、通勤の自転車漕ぐ足も重~い感じ。でもでも、泉南で50円GET。路肩のコンクリートのプレートの境目の溝にはまっているのをつまみ出し。午後はプレゼンで八重洲に向かった後の銀座で傷浅の100円GET!。銀座は落ちてるお金もリッチな感じ。で。夕食後は確定申告の用紙記入。もちろん、ン千万の収入があるわけではないが、手に職系なワタシが細々と足しにしている副収入にも税務署の目は光っているのでありました。いろいろ経費をかき集めてみても収入は収入。善良な市民的には多少の税金は納めなくてはならない計算。でもなー、これがナントカ還元水とかでごまかされてると思うと払いたくなくなるのが筋ってものだ。税金取り戻すには政治家になるのが一番の近道か。都知事にでも、公用車は自転車で、とか。でもその自転車一台80万円とかいっちゃうと、いろいろ言われんだろうな。

湯河原キャッスル

由紀の状態も安定期に入って少し安心なので3月度の湯河原合宿に参加。去年の3月に松下に誘われて初参加で、今回が二回目。車ナシなので輪行するつもりだったが、ザルツ監督から車出しますよとありがたいメールをいただき、お言葉に甘えて6時過ぎに出発。今回は、チームポテトから真田さん、高橋さんと、田中さん、ポンズ江國さん、ザルツ監督、日野は戸田監督に、横田さん、そして物見山ワタシ。日程の変更もあって、やや少なめなメンツ。風は冷たいものの、晴れ確実で気温は上がりそう。海岸線の135号は車も多めで、女性2名を含む少なめのメンツなので前半はゆっくり目に進行。河津に至るアップダウンが始まると、真田・江國両名がややペースアップ。この二人にとっては余裕のペースなのだろうが、であればなおさら遅れるわけにもいかないので、なんとか食らいついてセブンイレブン到着。後続を待ちつつ、食事休憩。さてここから天城越え。ゆるゆるとリスタート。ペースを上げて前に出ると、あっさり真田・江國両名に抜き返されてループ橋では半周くらい差をつけられそのまま見え隠れしながらついていく。途中のトンネル手前で真田さんのトイレ休憩まちの間に戸田監督がスパートして追い越していく。後ろ三人で追いかけながら（僕だけ追いつけず。。）天城トンネル到着。暖かい日差しも少し翳ってここでは８℃。早々に脱落したザルツ監督以外の後続がそろったところで出発。下り終わって修善寺過ぎて車同士の行き違いに道を塞がれている間に、先行5名はどんどんスピードアップ。向かい風もあり、踏んでも踏んでも追いつかねーっ、と思っていたら、先行集団にアクシデント発生！。詰まってハスった真田さんが落差70cmくらいの道路脇の川っぺりに落車。土の上の草っ腹だったのが幸運で無傷でしたが、ビビリましたね。山伏峠へは、また、真田・江國・ワタシで登っていく。ここでは江國さんが途中でやや遅れ、真田さん先行で峠到着。同様に後続を待ってそろって下山。下りで私一人遅れてる最中に、道を誤る。それでも135号には出たのでそのまま一人で湯河原へ引き返す。宿近辺の様子をまだ把握できてなく、ぐるぐるしてオバちゃんに道聞いて結局皆さんと同じくらいに帰り着きました。向かいのみかん屋さんではっさくなど買って一息ついてると戸田監督と横田さんが梅林に行くというのでついて行く。軽い気持ちで走り出したものの、結局3kmほど登りっぱなし。しかも特に暖冬の今年はとっくに梅は終わってました。とほほ。

食事の前に一風呂浴びるかと、階段降りていくと、玄関には、この水月にはまったく不似合いな怪しげなゼブラ模様のミニスカートのおねーさんが4人ほど立っていらっしゃる。胸には「まりあ」とか名札がついていて、宿のオバちゃんに「キャッスルでーす」。どうやら我々の隣の部屋の団体が呼んだ出張ホステスさんたちらしい。こんなの、古谷一行のOL3人旅ゆけむり温泉殺人事件ドラマの世界だけかと思っていたら、ホントにあるんですね、へー。

夕食も大広間は「○○家いとこ会」の皆様が占領していて、隣の中座敷。和やかに食事をしているとふすま挟んだ大広間は出来上がって、カラオケ大会。古い選曲なのに加えて、強烈に音をはずした歌ばかりで、41歳のワタシにもわかる歌が全然ないと思っていたら、唯一ザルツ監督がテレサ・テンの歌に反応していたのが印象的でした。

そのあとは買出しに行って、いまだ鳴り響くカラオケと、キャッスルでハッスルな隣の部屋の嬌声をBGMに部屋でゆるーく飲み。酒量は少なめでしたが、ほぼ100%な雨予報のせいもあり、ちょっと遅めまでの懇親会でありました。

日曜は完全無欠の雨。雨。雨。これがまたあきらめて帰るかねーってころに上がってきたりして。仕方がないのでとっとと撤収してなんと12時過ぎには帰着。行きも帰りもお世話になりっぱなしのザルツ監督も一緒に我が家でお昼。ありがとうございました。

走行距離150kmほどで獲得高度は2200mくらい。おとなしめなペースだった分、垂れずに真田さん、江國さんについていけた（付いていけるペースだった、というのが正しい？）ので、僕にとってはよい練習になりました。それにしてもあらためて下りベタな自分が情けない。