ここ下井草には江森青果という八百屋さんがあり、とても活きのいい野菜、果物が安くならんでいる(一粒いくらの超高級果物もあるが)。肉はコセキというお肉屋さんがあり、魚は道の途中にテントを出して売りに来るおばさんがいて、なかなかのラインナップである。近頃妻の代わりに出向くことも増えたが、買うのはここと言いつけられている。加工品を除く基本的な食物に関して我が家ではスーパーマーケットに足を運ぶことはめったにない。考えてみればこれら純粋な魚屋さん、八百屋さん、肉やさんで「賞味期限表示」はない。なぜなら新しいのがアタリマエだから。もし多少古くて傷みがあったりすると、その場のレジでお店の人が気づいて取り替えてくれるなり、値引きしてくれるなり、時間によってはおまけしてくれるなりといった判断がなされる。売っている本人が、仕入れてきているその人であり、売り物の良し悪しを責任もって判断しているという信頼と安心がそこにはある。最近世の中を騒がせている賞味期限だとか捏造だとかの一番の原因は、下請けだとか、パートだとか、外へ外へ仕事を流して行って責任感をどんどん希釈していることにある。自分で作りもしないでお金儲けをしようなんて虫が良すぎるのである。どうせパートだから、派遣だから、バイトだから、文句を言われても堪えないし、内へも響いていかない。すっからかんな会社ばかりな世の中になってしまったものだと思う。と、今日は妙にまじめな話を書いたようだが、朝は大森東で5円拾って、いつもの自転車通勤でした。ウインドブレークジャージでは暑すぎです。
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