9月はすれすれ1000kmちょいというていたらくであったが、不穏な動きの台風にも翻弄されたし、実家への帰省もあったし、まあ仕方がないかと自己弁護。
10月しょっぱなは、自ら練習案内を出してみたが、6時半とこの時期にしては早かったか、集まったのは二郎さんと慈朗さんと私の三名。「一人だとダレルので」という言葉が、メンツと吹きすさぶ北風に跳ね返ってくるとは予想だにしなかったが、スタートすれば案の定、きついきつい。足のあるお二人に追われる、ホントのラビット状態。しばらくして、ひるサイに向けて、入間大橋で慈朗さんが離脱。その後、大屋敷の分岐で、白石に向かう二郎さんと別れて、しばらく一人旅。向かい風はますます増して、完全にダラダラ走り。
と、そのうち葛袋過ぎて、おはサイ部隊が追い越してゆく。ここは一発ムチ入れて、気合を入れなおして追走して、清澄、山村坂と追い込んで岩殿。その後も宣言どおり、殿クラコースを消化して、今度は追い風の道を帰る。
春は菜の花、この時期は、彼岸花(曼珠沙華)、マンジュシャゲ。山口百恵が「まんじゅーしゃか~」としかめっ面で歌ってた当事、妙に違和感を覚えたものであったが、「まんじゅーしゃゲー」じゃ歌にならんな、阿木曜子。一面黄色く咲き誇る菜の花もきれいですが、刈り残った青草に赤いコントラストで咲き誇るのもまた綺麗です。
もうひとつ。風物詩とは呼べない類のものだが。夏場のミミズの群れにも困ったものだが、9月からこっちに増えるのが、なぜか道を横断するイモムシたち。道を挟んでこっちとあっちで食える葉っぱも変わりないだろうに、なぜ彼らは移動するのか。その上、彼らを狙って舞い降りてくるカラスども。カラスのくせにチキンレースを仕掛けてるつもりか、こちらがギリギリに迫っても飛び立とうとせず、危うく急ブレーキをかけることも少なくない。しかし、あのイモムシたちはなぜこんなリスクを犯してまで、サイクリングロードを横断するのであろうか?。
ひょっとすると、バンジージャンプのような、成人の儀式なのか。行きかう自転車のタイヤに踏まれることもなく、またカラスやすずめの餌食にもならず、無事対岸にたどり付いた者のみが、最後の脱皮をしてさなぎになる権利を獲得するのである。一見無意味な行動も、自然界のなかで、数を調整する大事な行為なのである(と勝手な想像)。
よれよれな空腹感に、思わずパスタ、バカ食い。午後になって、しゃっくりに悩まされる。負荷がきついと横隔膜に来る。こんな感覚、久しぶり。きつい練習、してなかったからなあ。。
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